線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

いつかの栞

いつかの栞

屑星というバンドを好きで聴いているうちに”いつかの栞”の存在を知った。屑星のベースの方が手掛けており、美しい音色を奏で心の叫びや想いを丁寧に描いている。現在は2つの音源を聴くことができ『初版』を配信で、『彼女は歌う』をCDで購入することができる。また、YouTubeにも音源があるので聴いてみてほしい。
宅録系シンガーソングライター。”いつかの栞”名義でネット配信ライブを中心に活動中。苦しみの中にある物語、優しい物語、一歩踏み出すための物語、様々な物語の歌を。 』


『彼女は歌う』トレーラー映像www.youtube.com

f:id:rvyfcloi57gdjm1:20211130140336j:image『初版』
~収録曲~
「雪降る夜に」雪のようにシンとした美しいピアノの音色を中心としたアレンジ。愛おしく切ない道を歩む先に、出逢った意味を確かなものにするために。
「リスタート .re」綺麗でサラッとした音色。自分の歩んできた軌跡を肯定してくれるような寄り添う詞。あなたが生きて、笑うことが純粋に幸せで、スタート地点から踏み出す勇気を。
「小説家」とある街の片隅の二人の小説家。報われなくとも、辛くとも、葛藤し悩みながらも書く手を止めないのは好きであることの芯。無情な現実を起伏の大きいサウンドに乗せて綴るように歌う。
「冷たい夜も過ぎ去りて」音のみ。静かに奏でる音色の寂しさが孤独な夜を思わせるよう。優しくもあり幻想的で仄かに煌めくよう。
「新緑の季節に」芽吹くような爽やかなメロディ。何もない味気のない人生を送るままにはしない。未定のままで終わらせない生き方を、何かをすることに踏み出せる意志を。

www.youtube.comf:id:rvyfcloi57gdjm1:20211130140340j:image『彼女は歌う』
~収録曲~
「彼女は歌う」現実の僕と透明な声の彼女との、愛おしくて寂しいストーリー。『僕がピアノを弾いて、彼女が歌を歌って』と、微笑ましい映像が浮かんでくる。聴いてくれる人がいるだけで彼女は救われた。
「鬼ごっこ」意味深な詞を半分読むように歌う。追い詰められている自分自身との葛藤や迷いのよう。周囲に振り回されずに意志を貫く心を。追うのも追われるのも一人のまま。
「新緑の季節に」『初版』と収録されてるものと同じ。
「つくる」綴るように歌いサビからの盛り上がりが魅せる。『伝えたいことが山程あって』と何度も、何度も、届くように続けていく。心が腐りそうになっても、現実に絶望しても、立ち上がる心。
「彼女は歌う - リプロダクション」基本的に同じだが、違いを聴き比べるのが楽しい。

 

www.youtube.com↓配信リンク↓

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itsukashiori.theshop.jp


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