海を超えて
nogal
現在は改名してURARACAとして活動している。URARACAのサウンドと比べると重く暗さのある伸びと演奏が印象的。切なく暗さに紛れる詞がシンと刺さるのである。
『海を越えて』
〜収録曲〜
「革命の朝に」深く沈ませるような重い伸びのある歌声に、想像感覚が光の届かない黒に染まりゆくよう。愛おしいくらいのサビの優雅な暗さに魅せられ、終盤に演奏のしぶきと声の波に包まれ呑み込まれていくよう。消えて、繋がる、いつかの言葉は人の身勝手な心次第。
「夜を彷徨う」ダークなアンサンブル感のあるサウンドに高らかな伸びのある声でバンドの勢いはあるが重く表現するよう。言葉、夜、それが織りなす歌が曲世界をかきたてる。一瞬の言葉を思い出しては消えて、勝手に揺らいでく存在。
「海を越えて」イントロのバンドらしいステレオさのまま、nogalの雰囲気のまま真っ直ぐに奏でているよう。だからスッと歌詞が入ってくる、その夜明けを感じさせるような光が照らしてくれるよう。言葉に痛み、救われ、振り回され、明日を生きる。
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