who loved sabastian
バンド名:sebastian yellow club band
聴いたときのインパクトが大きかった。ゴリゴリに鳴らすサウンドでいて哀愁を醸す。シャウト感のある独特なボイスが演奏の色と、この上ない程合う絶妙さ。ロック、ブルース、ジャズをルーツとした音楽。
『who loved sabastian』
~収録曲~
「憧れの深い森で」リズム良く叩くドラムから始まっていき、高揚を煽るギザギザなサウンドに独特な駆けるダミ声が強烈に聴き手を掴む。嘲るようなメロディの雰囲気に最後には救われたような。
「モルヒネ」ドンドコと刻む音が緊張感をつくり、鋭さのあるギターが緩く絡ませる。二人の存在と哲学めいた詞が渦のように頭の中で揺れる。緩やかに暴れる間奏がアグレッシブを作る。全体的にカオスチック。
「Stupid」愚かな、といった意味がある。淡々と歌い鳴らす彼らの音楽。間奏の狂わせるような不規則さ。絶望の中にいたとして受けいれても、孤独にはなれない、夢世界の草原と子供達、と心の奥は気づいている。最後にかけて迫力で締めてくる。
「low heaven」なんだかマーチのような弾くドラムの音とリズムから始まり、前半は縦に変化の小さな構成のよう。どこか少し昔の普遍さをも併せ持つ比較的聴きやすいサウンド。断片的な灰色の映像が聴いてて浮かんでくるよう。
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