線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

サナギ

BACKDAV

『サナギ』はインストVer.を含めた6曲入りの音源。廃盤なので現在はBACKDAVの配信音源『SELECTION』から「Velonic」という曲だけ聴くことができる。ライブハウスで演奏を聴いて音源を手に入れずにはいられなかった、欲しくならない方がおかしいと思うくらいである。インディーズとは思えな完成度の壮大な演奏に揺れるような声が印象的。以下、アーティスト紹介ページから一部抜粋「東京都内を中心に活動するオルタナティブロックバンド。人の弱さを力に。誰しもがもつ人の弱さを正面から受け入れ光へ導く救済のロックを奏でる。どの楽曲もそっと背中を押してくれる、寄り添う音楽が軸となっている。Voヒカルのメランコリックかつ叙情的歌声は、聴き手の心をより深く掴み魂を揺さぶる。」

www.youtube.com

f:id:rvyfcloi57gdjm1:20210720014742j:image

『サナギ』
〜収録曲〜
「Velonic」「Gerbera」「白い海」「グレア」「Velonic -Instrumental-」「グレア -Instrumental-」

「Velonic」彼らの代表曲でMVにもなっている。初期の音源とは思えないほど歌も演奏もクオリティが高い。序盤の鋭く鳴らすイントロから惹きこまれる。尖るようなギターサウンドの存在感もそうだが、震えるような歌唱力も魅力の1つである。優しい世界とは逆を描いているような歌詞だが、最後に光が差し込むような想いを歌う。
「Gerbera」ベースサウンドから始まり混沌のような演奏をかき鳴らし殴りつけるように歌う。歌詞の表現が強烈で感情を吐き出し断言するように、振り回される人生なんか送ってんじゃねぇぞ、のようなストレートな意思が伝わる。
「白い海」どこか孤独を感じるようなメロディ。小説の冒頭を思わせる文章に無機質さを感じる内容を壮大な演奏で表現している。幻想的な想像風景が浮かんでくる。
「グレア」意味は、不快感や物の見えづらさを生じさせるような眩しさのことをいう。寂しさを思わせるインスト感のあるダークサウンド。緩やかにサウンドが流れ、1つ1つの音の主張や声の感情、鋭く鳴らす間奏が徐々に盛り上がっていく。詞だけ読むと壮大さを感じる。

↓こちらの記事もよければ↓

rvyfcloi57gdjm1.hatenablog.jp↓BACKDAVの紹介記事↓

media.muevo.jp

 

そのうち全国盤とか出すくらい勢いに乗ってほしい。