泡になる前に & モノローグ & 夢の記憶
バンド名:ゆるふわリムーブ
3連続でリリースされている2曲入りシングルの紹介を。それぞれのシングルタイトルは後のアルバムにも収録されているが、カップリングも聴き逃してほしくない程の完成度。それぞれの詞に近さを感じるのも楽しい。
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『泡になる前に』 1st Single 2016.5.25 Release
〜収録曲〜
「泡になる前に」強弱のついたバンドサウンドと声が愛する気持ちのありのままを。君のいない現実が過ごした記憶をより鮮明にする。どれほど後悔しても戻らないどうしようもない想いに締め付けられる。
「nerine」ジャケットに咲いている花の名。イントロの沈みゆく感覚、ほんのりとした歌い方にギターの音色が耳に残る。優しい君との別れの訪れに衝動と揺れる想い。"さよならに代わる言葉"を戻らない君に名を呼ぶだけで。ただネリネの花言葉が愛おしく残る。
『モノローグ』 2nd Single 2016.10.5 Release
〜収録曲〜
「モノローグ」勢いのあるサウンドと歌に、絶望から引っ張り上げてくれるように掴んでくれる詞。"何度だって"と立ち上がり挑む気持ちに、灰色だった世界に色をつけてくれる希望を。真っ直ぐな言葉に貫かれる。
「ランドリー」対照的に穏やかなメロディで終始が同じフレーズなのがいい。その花の名を君と名付けようにキザにも思えるそんな言葉が素直に入ってくる。ランドリーで回しているように、君といる感情の日々に飽きないよう。
『夢の記憶』 3rd Single 2017.3.15 Release
〜収録曲〜
「夢の記憶」もみじ銀行のCMに起用された曲。程よいテンポのリズムのよいバンドらしい楽曲。明るさの伝わる中にどこかホロリとさせる解釈にも。たとえ記憶の隅で埃を被ったとしても、僕と君の居たことは忘れたとしても消えないように。
「海辺にて」弾き語りのようなポロポロとした始まりの切なさ、その歌声がより拍車をかける。隠そうとしない真っ直ぐで粉々な心が痛々しい。迫力ある伸びのある高い声が憂いに響かせる。最後の願いが辛い。曰く、失恋した直後に出来た曲らしい。
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