RainDrop
バンド名：RainDrop
現在は活動を終えているが、そのボーカルの方が”いつまでも眠っていたい”というバンド名で活動中。ポストの雰囲気が強く、全体的に冷たい鋭さを鳴らすような突き刺さるサウンドが特徴的でRainDropの世界観を強調しているよう。独特な詞の表現も唯一無二で憂いの花を咲かせる。以下プロフィールから一部抜粋「正統派のギターロックでありながらポストロックやエモも生きている。明暗、表裏、白黒。人間的とも言える、その二面性を武器とし、日常にある憂鬱の中からかすかな希望を感じさせられる言葉で、心に溶け込むような繊細な声で放つ。脆く儚くも、生きる者達へ向けた音楽を。」
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『Frail』
〜収録曲〜
「傷ついた世界で」憂う世界を歌いながら迫力ある演奏を純粋に表現する。君の笑顔が消えないように、そうと願っていたい。すべてを忘れてしまえと思えど受け入れる現実。
「心臓」ベースのフレーズに伸びのある声が響かせる圧のある緩急ついたメロディ。リズミカルでやや不規則な構成にそれぞれの音が独立しているような重なりが美しい。インストの雰囲気も感じる。
「Frail」虚弱という意味。シューゲイザーの雰囲気の前奏の勢いから、急速にテンポの変わる歌い出しのまま緩やかに奏でられる。間奏の鋭いギターフレーズが刺すよう。徐々に音の彩りが増していくよう。
「266日」全体的に穏やかで程よいメロディを奏でる。丁寧で感情の込もった歌声が響き、サビに入る一瞬の静寂の後、『もしあなたが死んでしまったら』からの言葉の想いが強く心を締め付ける。
『カノープス』
〜収録曲〜
「カノープス」RainDropを聴いたきっかけになった曲。消えいりそうな声から始まり、シンとした冷たい夜を鳴らすようなサウンド表現。演奏も歌も圧倒されるような完成度に意味深に分かる詞がより聴き手を深く沈めていく。
「解離したキオク」全体的に繰り返すフレーズに安定した歌を乗せる。前半と後半でややメロディの雰囲気が変わり、君を歌うどこか掴みどころのない詞のままに表現するような。満たされないまま夜に溶けていく。
「心海」反響する空間にポロポロと奏でる音に繊細に震える声を重ねる。スロウなままに憂うような気持ちに、あの時の言葉に雨を降らした後悔を歌うよう。灰色の世界の中、君は笑ってくれている。
「カノープス」MVwww.youtube.com
『12 Clung to my weakness』
〜収録曲〜
「境界性」緩急のついたメロディにえげつなく弾くギターの迫力の絶えない構成がレインドロップらしいさを魅せつける。もがき、悩み、迷い、自分自身を模索するような印象。
「アトリエに散る」哀愁を彷彿させるようなフレーズに聴き込んでしまう。先の読めない変化し続けるサウンドが感情のように揺れる。想いを抱えたまま生き続けていくことを。
「私的天気予報」スゥっと声が耳に流れていき、ややサウンドの普遍さを感じる構成。天気で表現する心の内に、自分にとって彩りをもたらす存在のあなたが愛おしい。
「266日」再収録Ver.で聴き比べる程の違いがあるのが嬉しい。音色、歌い方、フレーズと細かいアレンジに再収録Ver.の方が静寂の間が長い。
「或る、堕栗花に」"ついり"と読み、栗の花が散る頃に梅雨入りすることから。気持ちが高揚するような迫力ある音に呑まれる。詞の意味が分かる訳じゃない、ただなんとなくで感じる言葉の1つ1つに忘れない想いや大切なものを伝えるよう。
「境界性」MVwww.youtube.com
『彼女は夢を見る』
オマケ枠。サウンドクラウドから曲が聴けたが、現在はAudioleafでしか聴けない。ジャケットがないと寂しいので、RainDropのマスコットキャラクターの挿絵をあてはめている。孤独なギターの音色に震える声を重ねる。途中から雰囲気の変わるイントロがシンプルに惹き込まれる。
