線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

regret e.p.

バンド名:シルバニアスリープ

知る限りシルバニアスリープの最初の3曲入りの音源。たまたま名前を知り、MVを聴いてCDを手にした。何とは言えないが個人的に、00年代半ばのバンドに共通した懐かしさがあり、それはacoustic girl、Peacebadge cocoa、noiam、ninaplay、discord等だったりする。そして、確かにそこに存在した音を忘れないでいてほしい。以下、帯から抜粋「僕はいつだって優しく在りたいだけなんです。」

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『regret e.p.』 2005年
~収録曲~
「ダイアリー」書き綴る詞の喪失や空虚さのような空気、思い出す"君の白い首筋と強気な視線"が記憶として焼きつき残る。泣いて、忘れて、繰り返して、ページが増えていくのか。ギターが強調されながらも穏やかに流れる、程よいテンポの普遍さが特徴のような演奏がまたいい。

「六月の海」走らせる車の中、複雑な思いと情景が浮かんでくる歌のよう。自分を今まで埋めていた心の奥底、僕が藍色なら君は白光でジレンマのように悩ませる。ドラムがイントロから主張し、全体的に激しめに唸り鳴らしつつ、時折のコーラスも印象に残るサウンド

「regret」タイトルでもあり、唯一このCDでしか聴けない曲。愛の始まりがあるなら終わりもあって、自然と離れることが解っていて、望んでいた結末なのに嘆いて、そこには後悔が残るだけ。これまでの軌跡や胸のうちを曝け出す言葉達に、淡々と変わらないややポップなメロディが流れる。

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