線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

バンド名:all that jaz:

中毒性の抜けない彩るバンドサウンドに感情、幻想、心を描く詞にいつまでも聴きたくなる楽曲。純粋に誰かに薦めたくなるアーティスト。以下Neowingから一部抜粋「圧倒的な歌唱力に高いソングライティングセンスに加え、ライブ感あふれるグルーブ&パフォーマンス、確かな演奏力と表現力」

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『暁』
~収録曲~
「螺旋、月に舞う。」高鳴るバンドサウンドがアルバムへの期待を膨らませていく。幻想的な詞に浮かぶ情景は月明かりの夜。秘めた想いを胸に隠しながら、人の影に込められた心の内。

「花、芽吹く。」ジャケットのイメージも最高。出だしから惹きこまれる歌声とメロディが、脳内で勝手に情景映像が浮かんでくる。芽生えた思いに素直に向き合っていく変化を、最後に愛していると気づけたことを。

「明日待ち」カセットテープの音質のようなアレンジの始まりに、リズミカルで多彩なメロディに乗せて華麗に歌うよう。言ってしまえばキリなどなくて、繰り返す日々を送るしかなくて、そんな日常に別れを切りたくて、それでも…。

走馬燈」爽快に鳴らすシンプルなフレーズにサビの入りのカッコ良さも惹きつけられる。かつての記憶にいろんな感情を思い出し、それらが繋がって今が在る。流れて消えては、また思い出す。

「僕は踊る」リズム隊の穏やかな音色が流れ、ギターも要所で鳴らす全体的に控えめなサウンド。世界からどう見られようと踊り続ける。駄々をこねてるようでも目から光が消えないように。

「ボーイフレンド」普遍的で程よいテンポで流れ、『それでもいいの』から甘く雰囲気が変わる。結末は見えているのに関係を続ける様の複雑さに魅せられてしまう。

「夜の終わり」サビから魅せられてしまう凄さ。心の隙に君と過ごした日々が離れず忘れないまま、フワフワと浮かんだまま。どこか切なく女々しい繊細な気持ちを。

「街の結晶と対比の世界」雑踏から始まり不安定で気怠さのあるフレーズが流れる。都会の光に惑わされ希望を魅せられ明日を迎える灰色の日々。フェードアウトしていくアウトロが寂しく心に残る。