セキララ/パレット/ままごと
モクメノキ
レコ発時のライブハウスで購入した3曲入りのトリプルA面シングル。『セキララ/パレット/ままごと』以降にリリースした音源は配信でも聴けるようになっており、このうち2曲はMVが制作されている。前作の作品と比べると、音の鋭さから繊細さを鳴らすような変化を感じる気がする。キラキラとしたアレンジやコーラスのさりげな美しさが楽曲としての幅を広げている。
↓以前に書いたモクメノキの記事があるのでよければ↓
『セキララ/パレット/ままごと』
「セキララ」流れるように勢いのあるまっすぐで綺麗な構成。ピアノのアレンジやサビのリズム隊がクセになる。隠さずにありのままの姿で生きていけるような強さを求めるような歌。状況は違えど同じような気持ちを抱えている人に、赤裸々を聴いて救われる人がいればいいな、と思ってしまう。
「パレット」繊細なコーラスの美しさ、透き通るようなメロディが壮大な幻想感を奏でているよう。色と画による、幸せや普通のことに対する想いを音と言葉で美しく描いているよう。「乾いてしまった筆先を 無色透明な水に浸せ」「ボロボロになった水彩画を 生きた証と胸張れるような」パレットの中に散りばめられている1つ1つのフレーズに浸ってしまう。
「ままごと」唯一、MVになっていない曲で購入しないと聴けないがそれだけの価値がありすぎる曲。ワンマンライブの時に演奏してくれたのが嬉しかった。出だしの演奏から惹きこまれる魅力がある。迫力の中に仄かさを感じるギターフレーズを中心に魅了するようなサウンドを鳴らす。自分を納得させるような諦めや痛烈さに心の痛みを感じるような。「愛を削って情を残した」のフレーズが強烈に残る。
「パレット」MVwww.youtube.com
「セキララ」MVwww.youtube.com
↓配信リンク↓
歌詞カードや盤面のアートワークも堪能してほしいので、CDとして手に取ってほしさがある。
