線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

ベットルームより

モクメノキの2ndアルバム

彼等を知ったときはこの音源がリリースされた後だった。たまたま下北沢のライブハウスで、あさきゆめみしやracikuと一緒に出演していたときに偶然聴いて惚れた。こういう音の出会いがあるのがライブハウスの醍醐味でもある。2ndは前作の「宿り木に咲く」と比べるとギターのアレンジが強めで全体的に演奏が積極的になっており歌詞が重い。しかし、2021年にリリースした最新音源の『致死量の愛』はもっと重い。歌詞カードからCDの盤面までこだわっているにも関わらず8曲入りで1000円という破格である。アルバムとしての完成度も高くアートワークも凝っており、倍の価格でも安いくらいである。

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rvyfcloi57gdjm1.hatenablog.jp

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『ベッドルームより』 2nd Mini Album
〜収録曲〜
「くだらないもの」「ambivalence -hate-」「ペーパーフラワー」「ambivalence -love-」「in bedroom」「4日目の朝」「愛くるしい」「独白」

「くだらないもの」1曲目らしく出だしから勢いがあり聴き手のテンションが上がってしまう。他のクセのある曲と比べると安定感のある曲。最後の「きれいごとを信じていつかを待つほどに 僕らは弱い だからこそ伝えなきゃ 届けなきゃ」に集約されている気がする。

「ambivalence -hate-」このまま勢いが続く2曲目、序盤のギターがエグい。激情感のある曲が鋭い歌詞を際立たせる。「痛みを伴う関係だから 君の気持も痛い程わかる 互いの傷を舐めあう僕ら その度ナイフは鋭く尖っていく 似た者同士の僕らだから 手に取るようにわかるなんてエゴで 汚しあうこと終わりがないなら 愛しい日々にさよならをしようか」二人の関係性が傷つけるほどに深くて重い、理想のハッピーエンドとは遠い。

「ペーパーフラワー」YouTubeにリリックビデオがあがっていたのだが、いつの間にか聴けなくなったのが残念。程よいテンポの曲調で聴きやすさがある。歌詞の内容をペーパーフラワーというタイトルにしているのが好き。

「ambivalence -love-」もとは染色体という曲名だったらしい。-hate-と対になっている曲でサビが盛り上がる。アレンジが比較的多く聴いているうちにハマっていく。「あなたがいないとあたしは死んでしまうな 溺れるような感覚で息もできない あたしはあなたのすべてになりたかった 深海の底にある日々を愛してしまいたい」ひたすらに愛が重い。アンビバレンスの意味を調べると二つの歌詞の意味が少し見えてくる。

「in bedroom」は唯一YouTubeで聴ける音源で、MVはライブや都会の映像が入り乱れている。それぞれの楽器の主張が強い。自己嫌悪、心の葛藤を感じる。コーラスの存在が心地よくて少しリズミカルな曲調に没頭してしまう。

「4日目の朝」2分もないような疾走感を奏でる。ギターのフレーズが聴きどころ満載。歌詞が人間の体内の活動を用いたものや、「押し殺す弱さ」「誘惑に負ける強さ」のような皮肉っているような表現が独特。おそらく恋文を出すことはないように感じる。

「愛苦しい」スローバラードのような曲調。孤独ではない孤独を歌っているような。「東京で生きてく才能がないまま 僕はこの街から離れられずにいる」このフレーズがもう物語っているように感じる。

「独白」1曲目のように勢いのある曲でアルバムの中ではバンドらしさを感じるのが特徴的。曲名の通り自分に対するソレを吐いているような歌詞。

「in bedroom」のMV

www.youtube.com
もっと聴いてくれる人が増えて、一気に知名度が上がればいいのに。

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