DANCE BOOK
NOVELS
当時は松本市のタワーレコードで購入して何度も聴いていた。バンドの歴史も長く彼らの表現する歪で純粋な表現が、自身にとって安定し落ち着ける感覚。『DANCE BOOK』は楽曲で異なるダンスミュージックの要素が強く散りばめられており、アレンジのクセが際立っている。今からでもいいのでリリースした作品をカップリング曲も含め全て聴いてみてほしい。以下タワレコから抜粋「EDM的要素からHIP HOPオールドスクール的要素まで、様々なジャンルの枠を飛び越えながら、これまでの世界観を更に昇華させた意欲作。」
『DANCE BOOK』
~収録曲~
Goodbye Heartbreaker:勢いのあるバンドサウンドに鍵盤の音色が煌めくように散らばる。これまでの関係を決別するように繰り返すその言葉に、心の奥では消えないまま。"またいつか"と言えるその日が来るまで。
Alchemist:錬金術。『Whoa-oh』のコーラスがメインなくらいに鍵盤の明るい音と共に響かせる。変わることを恐れ当たり前の大切さを失わないように運命と向き合う強さを。
ヴァルプルギスの夜:デンデデデデン♪とベースのイントロから始まり、儀式の聖なる空間を創造するような夜を司るような演奏。ひらがなの歌詞にしりとりで紡ぐ言葉の遊び心がユニークでどこかメロディとの表現が幻想的。
I wanna:演奏の圧のある穏やかで明るいサウンド。"あなたの星になりたい"と、そんな気持ちの切実さを描き、臆病でもあるが想いの強さが遥かに伝わるよう。
Mad Hatter:ジャケットのイメージでもあり、不思議の国のアリスに登場する"いかれ帽子屋"。意表を突いたラップ調のシニカルな曲で、アリスのストーリーを盛り込んだ歌詞のユニークさも光る。感覚のままに聴き楽しみたい曲。
We are the world's end new order:何度も繰り返す曲名のインパクトと希望と空虚の混じり合う世界観。どこか俯瞰した心の背景を描くように、壮大でダークなサウンドで表現するよう。
Remember U:女々しい内容だが、サウンドと歌に暖かみがあって好きな曲。撫でるようなギターフレーズに淡々と柔らかく語るような声が心地いい。いつまでも忘れられない繊細な男心を擽る。
Player Player:華やかなサウンドに華麗に歌を乗せるが、半分ラップ調で歌詞の書き方もそういう雰囲気。生きている限りプレイヤーとして存在し続け、負の感情に心を呑まれないように、いつか自覚しなくなる程に腐ってしまわないように。
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