線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

FLEXIBLE

fox capture plan

タワレコ限定の音源。インストでピアノ、コントラバス、ドラムの音で構成されたアーティスト。計り知れない領域を奏でている。ジャケットのシンプルでいて収録曲の雰囲気と合うセンスがいい。以下タワレコから抜粋JABBERLOOPのピアニストとImmigrant's Bossa Bandのベーシスト、元nhhmbaseのドラマーによる強力トリオ。テンポ・チェンジを繰り返しながらドラマティックに展開するビョーク“Hyperballad”のカヴァーをはじめ、高い技術に裏付けられた〈FLEXIBLE〉な演奏が聴き手の昂揚感を掻き立ててくれる。洗練されつつも情熱的な新感覚のジャズ・ロックがここに。」

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『FLEXIBLE』 2012年10月10日
〜収録曲〜
1. Right Here,
序章のような1分ほどの曲。低めに重く流れるの途中に演奏にアルバムの始まりを導くように声が入る。終わりに迫るにつれて追い込まれるように圧迫されていく。
2. capture the Initial "F"
そのまま続くように奏でられる。テンポの早いピアノの音が衝動を駆り立て繰り返されるフレーズ。Fのイニシャルを主張するように印象を強く残す。
3. Flexible
聴くと分かるしなやかに流れる勾配の強めの曲。リズミカルに駆ける勢いのあるスピードに呑まれていく。脳内リピートされるピアノのフレーズの強烈さ。
4. 解放される逆光 
皮肉、妖艶、アンダー、そんなイメージが個人的に湧くメロディ。その怪しくも魅惑な音に心を掴まれてしまうみたいな感覚に虜になる。多彩な変化もじわじわと侵食されるよう。
5. Inflection
意味の一つに音調の変化、抑揚があるが、その繊細さが音色にも表れているような気がする。洒落た雰囲気を漂わせ、繰り返していくフレーズを変わらないままアレンジしていく。
6. Hyperballad (Bjork)
元はビョークの楽曲。だがしかしfox capture planの曲のようなアレンジで奏でる。花が咲くようにゆったりと、且つ強さを聴かせてくれる。徐々に強く変化する音に華麗さを思わせるよう。
7. R_Nc_M_T_N
1分25秒程の終幕を迎えるような音達が構成する高揚感。始まりと終わりになにかしら意味を感じるさせるのも『FLEXIBLE』の魅力の一つなのかもしれない。

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