線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

Re-feel


Kanon』『AIR』のサウンドトラックからセレクトされたピアノアレンジアルバム。

KIYOとriyaによる生演奏ピアノサウンドを収録している。収録されている10曲は原曲も聴いてほしいくらいのもの。元々はKey作品のビジュアルゲームに使用されていたBGMで内容、音楽ともに完成度が高く知る人も多い。その後、アニメにもなっているがBGMはそのまま使用されている。また、原作を知らない人がこの音源を聴き始めたとしても、純粋なピアノ演奏を鑑賞できる仕上がりになっている。知らない人は作品内容を先に知るよりも、先入観に捉われないように音源からまず聴いてほしい。ジャケットのシルエットはそれぞれの作品のヒロインとなっている。
前半の『Kanon』が冬、後半の『AIR』が夏のテーマになっている。ゆっくりとリラックスや現実から離れたい時に流したいサウンド。ただただ美しいの一言に尽きるメロディに、ピアノの旋律で描く幻想世界が目を瞑ると巡ってくるよう。たまに原作を意識してゲーム、アニメ系の音楽を聴かない方もいるが、それでもいろんなサウンドを聴いてほしいと思う。

Release “Kanon AIR Piano Arrange Album Re-feel” by Various Artists -  MusicBrainz
~収録曲~
01. 約束 02. 少女の檻 03. pure snows 04. 夢の跡 05. 残光 06. 夏影 07. 伝承 08. 青空 09. 夢語り 10. 鳥の詩

Kanon
「約束」静寂の美しい音色が奏で続ける。落ち着いた単調な伴奏に安らぎと幻想を感じるように穏やかな音色が奏でられていく。
「少女の檻」ゆったりとしたクラシックのフレーズを彷彿させるようなメロディを奏でる。後半あたりから少し雰囲気が変わり、緩やかな盛り上がりを奏でる。
「pure snows」Kanonといえばこの曲というくらいの印象に残るサウンド。寂しさを感じる冬の冷たさをより鋭く表現しているよう。原曲の方はシンセ色が強く、暖かみのある冷たさがある。
「夢の跡」こちらも冬らしさを感じさせる変化のある曲調で聴きごたえがある。緩急のある構成が印象に残るよう。
「残光」ひたすらに安らぎを奏でるような、何も考えずに聴き浸りたい曲。ピアノアレンジと原曲で雰囲気が異なるよう。
AIR
「夏影」原曲としての知名度も高くそれだけの音を奏でる。ピアノアレンジの表現としての美しさ、儚さを奏でる。夏のBGMとして聴いておきたい1曲。
「伝承」どこか懐かしさを感じさせる優しい音色。緩やかな曲調の変化も聴いててリラックスできそうな雰囲気。
「青空」泣かせにかかるためにつくられたような曲。このメロディは消えてしまった儚さや別れを感じさせる。
「夢語り」穏やかな日を連想させるような夏を思わせる。不規則に少し強弱のついたフレーズを繰り返し奏でる。
鳥の詩AIRの主題歌として流れていた曲。原曲はスピード感のある壮大な構成であるが、こちらは対照的に終始緩やかに弾き続ける。どちらも非の打ち所がない完成度がある。

似たような言葉の紹介文になってしまうので、いくつかリンクを置くので実際に聴いてみてほしい(;'∀')

「pure snows」

www.youtube.com「夏影」

www.youtube.com

鳥の詩

www.youtube.com

また、収録されていないが「川」という曲も聴かないにはもったいないもの。劇中にもよく流れている。

www.youtube.com


Keyも昔ほどの勢いがなくなってしまった気がする。

 

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