線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

Otoe

Otoe

現在は解散している。インディーズバンドとしての堂々とした清々しいメロディに繊細さを含めた男らしい張りのある声が貫く。ギター、ドラムの主張が強く縁の下で支えるようなベースにも耳を澄ましたくなる。解散していなかったら、どんな音源を残していたのかと気になる程の音。「拝啓、青キ日々ヘ」

f:id:rvyfcloi57gdjm1:20210811022408j:image『アザミ』
〜収録曲〜
「アザミ」イントロから早々に惹き込まれ、太い音を叩くドラムのリズムが目立ち、ギターセンスも抜群で初見のインパクトが大きい。バンドサウンドなのだが個性を感じさせ、迫力のある声が耳に残る。
「ライフポエタリー」勢いのある出だしを維持するようなリズミカルで単調なフレーズ。潔いくらいの普遍的にかき鳴らす演奏が嬉しかったりする。感覚で聴いてしまいたい疾走感。
「郷愁の中で」冬の侘しさを感じるようなシンとした空気をギターで表現している。スローペースに鳴らすサウンドながら音は厚く胸に響かせる。関わってきた人生の全てや生きてきた場所として偲ぶ気持ちを歌うよう。

「アザミ」MVwww.youtube.com

f:id:rvyfcloi57gdjm1:20210811022412j:image『ブルー』
〜収録曲〜
「アルキツカレテ」当たり前のような日々への歩むことへの苦悩を力強く歌うよう。全てを捨てて新しい道へ歩むことの迷いや葛藤を表しているよう。繰り返す『アルキツカレテ』にロックサウンドが印象的。
「ブルー」"青"に相応しいテンポのいい爽やかなサウンドの勢い。かつて過ごした愛した時代が過去になる淋しさに、何度も『サヨナラ』と歌うようにキラキラと描いていたものも消えていく現実。ジャケットもMVも想像してしまう懐かしさ。

「ブルー」MVwww.youtube.com