線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

QB and planets

QB and planets、2020年3月に解散。 

迫力ある演奏に力強くも透き通る女性ボーカルのバンド。アップテンポな曲を中心に気持ちの強さを描き、清々しさを感じる声にも惹かれていく。chouchou merged syrups.が好きな人には刺さりそうなイメージ。以下、TuneCoreから抜粋「トリッキーでセンセーショナルな楽曲に寄り添うような詩と相反するドキッとさせるメロディーを融合させ、ボーカルのいくつもの表情を持つ声色を爆発的なライブで魅せる。」配信で音源を聴くことができるが、MVが聴けないのが残念。

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『赤街線』
~収録曲~
「夢重力」変化のあるメロディに乗せて、優しく歌うよう。シンプルなようで多彩な音に惹かれてしまう不思議さ。静けさのあるサビから盛り上がる構成でコーラスが魅力を倍増させている。
「[capsule]」程よく刻むドラムのリズムを中心に合わせ、変わらないまま進んでいく。少し昔を感じさせる普遍的なリズムが古さを感じつつも懐かしい。
「weakend she drone」エンディング曲のような懐かしさと切なさが混じるような穏やかなメロディ。サビから感情を昂らせるような気持ちが伝わり、終盤にかけて盛り上がりを魅せていく。

www.nicovideo.jpf:id:rvyfcloi57gdjm1:20210724014818j:image
『Diversity』
~収録曲~
「フレア」王道のバンドサウンドのように安定したサウンドと声を届ける。『未来に咲く一輪の夢』の言葉のように溢れる光が差し込むような、新しいものに恐れをものともしないように。
「Trip the light」リズミカルにノリのいいサウンドが特徴的。単調的なフレーズだがクセになるテンポのよさ。間奏のギターが緩やかに鋭く弾くよう。
「Inner deps」迫力満点のカオスティックな演奏の出番が多い。急ぐように鳴らし、息する間もないくらいの歌を繋げる。ただただ圧倒されるように呑み込まれてしまう。
「empty.」ひたすらに繰り返す演奏が長く続き、ゆっくりとしたテンポに、ギターの唸るような間奏。語るように淡々と、時に感情的に歌う声やコーラスが愛おしい。
「透明言葉」区切るようにクセのある歌が耳に残る。王道なロックをかき鳴らす力強さが印象的。勢いのある演奏に合うような歌詞が背中を押すような心強さに励まされるよう。

www.youtube.comf:id:rvyfcloi57gdjm1:20210724014815j:image
『収束/focus』
~収録曲~
「planetarica」勢いよくかき鳴らす派手な演奏の中に淡々と読み語るように歌いつける。chouchou merged syrups.の雰囲気に近く、短く曲として終える。
「stray sheep」この鋭さがもう好きになる。重なるそれぞれの音色が主張しつつも鋭いアンサンブルが疾走するかのよう。張りのある声に目まぐるしい変拍子が螺旋のように奏でる。
「病と隣人」リズミカルなメロディとテンポの早い演奏。それぞれに鳴らすフレーズが主張するように爪痕を残すサウンド。全体的に尖っている印象で声も刺すような鋭さがある。
「朝を帰して」平坦なまま滑らかに疾走するメロディと歌。心が渇き自身を証明するように模索し、やりたいことや存在の意味を求めるように曝け出す内側。

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