線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

SFCD

現在はSF/CAGEとして活動している。

S.F-cageの頃に出した5曲入りの1stアルバム『SFCD』。ジャケット写真がないと寂しいのでスキャナーで画像データを入手。ライブハウスで何度か演奏を聴いて一気に1st、2nd、3rdのアルバムを購入した。MVやトレーラー映像がなかったので、実際にCDを聴いてみるまでが楽しみでもあった。定型を破る個性の強さを感じるサウンドで自分たちの伝えたい表現を優先するような構成、そして哲学を考えさせられるような独特な詞が聴いていて考えされられる。

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『SFCD』
〜収録曲〜
「wrong good bye」現実とはかけ離れた世界観に哲学的な表現に深さを感じる。難しいけど、お別れをする淋しさを歌っているのかなとどことなく感じる。疾走するようにかき鳴らす変拍子が真っ直ぐに響かせる。
「sleep by sleep」出だしから既に誘われるよう。スロウに揺らめくメロディに伸びのある歌を重ね、音色と共に繰り返す"sleep by"が心地よい眠りにつかせるよう。朝を繰り返し革命の来ない明日を、その身が終えるまで何度も迎える。
「acid hollow's/hatching!」存在感のあるベースに個性的でクセになりそうな乾いたフレーズを鳴らす。『何かが起こりそうで何も起きない』と何度も歌い繰り返す中毒性に溺れていく。
「boys don't cry」勢いのある先の読めないサウンドを鳴らし、かき回されるようなテンポやメロディ。曰く、駆け抜ける青い春のような楽曲で『偉そうな奴らが”正しくない”っていうようなことを理想を追って、汗だくになって答えを探していく姿が美しいし“それでいいんだよ”って伝えられたら』という思いが込められている。が、初めて聴いた時は全く気づかなかった。
「notice something new」収録曲の中では比較的、普遍的で聴きやすい構成な気がする。新しい何かに気づけよと歌うような、手を伸ばして進んでいくことの意志。デコボコな経過だとしても明日を待ち生きていく歩みを。

~ライブ音源~www.youtube.com

 

HPがあったのにリンク切れになっていたのがちょっと悲しい。