aurora

ミナワ

たぶんYouTubeで知ったのがきっかけ。女性ボーカルのバンドで何枚か音源を出しているが、まずは『aurora』というアルバムを紹介。全体的に軽やかに奏でる浮遊感のある印象が強く、ゆったりと気分を落ち着かせたいときに聴きたいイメージ。一通り流すとジャケットのアートワークの表現が似合うなと思ってしまう。以下タワレコから一部抜粋「京都発のエレクトロニカ・バンド。ふんわりとリヴァーブを効かせた温かな音響空間を伸びやかに舞う歌声は、儚そうでいて、しなやかな芯の強さを感じさせるもの。バンド・アンサンブルはタイトで、時には力強く前に踏み出してくる。軽やかな電子音にストリングスやピアノなど生音も溶かし込んだドリーミーなサウンドのなかを、バンド名の由来になった〈水の泡〉みたいにゆらゆらと、柔らかい歌に包まれて漂うような浮遊感が心地良い。」

『cue』PVwww.youtube.com

『aurora』
～収録曲～
1.aurora
コーラスが中心の短い構成でアルバムの始まりを表すよう。ざっくりと幻想的な空間にいるような感覚。
2.message
印象的な電子音を中心にメロディを構成しているよう。サビのメッセージと歌う声が高らかに響かせる。曲の深いとこまで解ったつもりではないが、残した言葉や作品が残り響き続けるように、伝えるように感じるのが好き。
3.aquarium
リズミカルなキラキラとした始まりに既に惹きこまれていく。ドラムの刻む音に乗せて気持ちの良いテンポを聴かせていく。孤独から救いの手を伸ばすような優しい詞に明るい声色とメロディに心が澄んでいくよう。
4.きらり、ふわり、
優しく繰り返すフレーズから始まり、さりげなエコーやアレンジのした声で丁寧に歌っていく。目立つことはないが安らぐ音色に、幻想と別れの詞が美しい背景を想像させて浮かんでいく。
5.cue
ストリングスの風情ある音色がメインに流れ、他の音が支えるようにその存在感を残す。そこに美しい声が穏やかに、優しく表現する。地球のようにスケールが大きい存在と悩んでいることが小さく感じられる、だからこそ挫けずに。
6.あわいろ
インストミュージック。聴いていると浮遊感を覚えるシンプルな音の組み合わせとコーラスのハーモニーが独特な世界観を感じさせるよう。
7.i
弾き語りのように穏やかに奏でられ、それぞれの音色が眠りへ誘うよう。人間という素直になれない面倒くさい生き物をそのままに語っている。「i」に込められた意味は自分なのかなと思ったり、、また、言葉を変え歌詞の韻を踏んでいるのも上手だなと思う。　
8.raincode
メロディは至ってシンプルでアコースティックのみで声と弦、それとパラパラとした雨音だけで表現している。心の複雑な灰色が雨の様で、離れていく結末を受け入れるまでは時間がかかりそうな。
9.フライトミライ
テンポのいい綺麗なメロディで電子音やストリングス、ピアノを程よく用いているのが心地いい。現実に憂いていても最後に希望を残しているのが救われ、明るい音色も雰囲気が合う。
10.曇り空の果て
最後はピアノをメインに声と共演しており、途中の男性コーラスの存在がより引き立てるよう。大人になり余裕がなく大切なことに気づけないでいる。ただ昔のように笑顔で信じる強さを持つ気持ちを、、

『message』MV
www.youtube.com「きらり、ふわり、」www.youtube.com