線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

春の狼煙

春の狼煙

解散したPoolside Hammockのボーカルの方が組んだバンドで、以前とは音楽の雰囲気が全く異なる。ジャケットや歌詞、サウンドの雰囲気が00年代の頃ような懐かしさを感じさせる。最近の音楽シーンに飽き飽きしている人に気づいてほしいアーティストだと思う。noiam、Peacebadge cocoaacoustic girl、nilescapeといった世代の当時の音を構成する雰囲気を感じさせるよう。

↓こちらの記事もよければ↓

rvyfcloi57gdjm1.hatenablog.jp

rvyfcloi57gdjm1.hatenablog.jp

f:id:rvyfcloi57gdjm1:20211126132322j:image

『MY NAME』
以下、tunecoreから一部抜粋オルタナティブ・インディーロックバンド "春の狼煙" 。リード曲の"MY NAME"、世界終焉間際のアベックを歌った"13月のラヴァーズ"、シューゲイズサウンドの片鱗を感じさせる"美しい世界"」
〜収録曲〜
「MY NAME」沈むような音色が浮遊さを思わせるようなイントロ、男女のダブルボーカルがゆったりと重なる。自分の名前に対して真摯に向き合い唯一の存在だと、そんな内容を曲にしているのが新鮮で改めて有り難みを知る。
「13月のラヴァーズ」カセットテープの挿入音から始まり、懐かしさのある普遍的なメロディに淡々と声を乗せていくよう。時折の尖ったギターフレーズが刺さる。現代の古風な言葉で綴る二人の関係が愛おしさと非現実的な終末。
「美しい世界」詩や精神世界に呑まれるような感覚的な曲。繰り返すフレーズと音色がどこか異質で、彼らの歌う"美しい世界"をどう捉えるのも聴き手次第。ゆったりと迫力あるポスト感のサウンドが混沌のよう。

www.youtube.com

linkco.re

f:id:rvyfcloi57gdjm1:20211126132333j:image

『tahara』
以下、tunecoreから一部抜粋「リードトラック「cinema kids」から始まり、Gt.がキャリア初のVo.を取る「ラブソング」、男女ツインで織りなすシューゲイズサウンドの「最高チック」、青春の終わりを歌った王道ギターロック「青春白書」、90〜00年代パワーポップリスペクトサウンドな「props」。」
〜収録曲〜
「cinema kids」メロディも歌詞も当時を感じさせる構成に、思わず浮かんだのが90年代頃の映像の粗さ。言葉の意味ではなく雰囲気や時代を感じて聴きたいミュージック。滑らかな歌い方に穏やかなテンポと時折の変拍子がずっと聴けてしまう魅力。
「ラブソング」そのままの歌詞にストレートな曲名がイカしてる。どこか気怠さのあるメロディがこの詞のラブソングに似合う。かつての君との日々に懐かしくも憂いな感情、思わず情景が浮かんでくる。
「最高チック」唸るようなギターのイントロからスゥッと男女の合わさる柔らかい声が入る。断片的に画が浮かんでくるような詩的な表現に、『最高チック』の造語と繰り返すメロディがタイムスリップのような感覚で聴いてしまう。
「青春白書」リズミカルなロックが心地よく駆け抜けるよう。あっという間に過ぎてしまった青春の軌跡を語り思い返すよう。気づけば青い日々に終わりを告げ、戻れない痛みも変化した自身もかけがえのないもの。
「props」壮大に流れるメロディの中、ひとえにエモい音と詞がbaseballbearをどこか彷彿させるよう。気取らないバンドマンとしての生き方をありのままに歌っているようで、後半にかけてコーラスと重なる歌が1つの終わりを示すようにフェードアウトしていく。

www.youtube.com

linkco.re

『tahara』の意味はジャケットにヒントがあるらしいが分からず、、、と思ったがゲームボーイに"田原"と書いてあった、、