the Voyager
現在はthe Voyagerとしては活動していないが、ボーカルである新船将徳さんは音楽活動を続けている。2017/02/17、横浜F.A.Dでthe Voyagerのレコ発があり聴きにいってCDも購入した。5曲くらい披露してくれてそのうちリリースするのかなと思っていたけれど、このときにリリースした音源が最初で最後になってしまった。
ボーカルの方は、以前に書いた記事のレコ発路上ライブで一緒に出演していた方である。
『手を振る / マケイヌ』
2曲入りの音源。曲や歌詞の雰囲気はどちらかというと陰りがある。「手を振る」はアップテンポで純粋なバンドらしさを感じる曲だが歌詞は明るくはない。過去を思い返す寂しさや最後に少し前を向くような内容が心にくる。「ありがとうも さようならも 聞きたくなかった 言いたくなかった」このどうにもならない感情がきてしまう。
「マケイヌ」の歌詞はなかなかに思い。音も明るい雰囲気ではなく内容は自己嫌悪、人生との葛藤のようなものを感じる。歌詞に書いているような感情は、他の誰かにもよく当てはまるようなものだと思う。それを直接に書いて曲にして表現していることが魅力である。最後は開き直りか覚悟を決めたのか、まっすぐに歌い続けることを歌っている。
「マケイヌ」MV
CDの盤面にお世話になったアーティストや会場が記載されているのがいいなと思う。