prologue e.p.
バンド名:迷走ループ
4曲入りの音源。ポストロックやシューゲイザーにありそうな伸びのある声をのせる。はっきりと聴きとらせない歌とシャウトに、単調なようでそうでない演奏がどこか懐かしい音色で構成される。アートワークの無機質な感じが実に収録曲に合っている。
『prologue e.p.』
~収録曲~
「本能と理論」イントロでも唸る音色が所々で印象的、聴きとらせにくいシャウト気味の歌に荒々しく奔放な演奏と全体的なポストロック感。凄みというか迫力が伝わる構成で、サウンドの雰囲気だけなら"麻針"というインストバンドに近いものがある。
「2号室にて」若干、陽気さと古さを思わせる音色を中心とした構成のような。決して複雑ではないが、型のない自由なメロディに誘われる。それでいて脳内に浮かぶモノクロな世界観。
「エンドロール」繰り返しのフレーズが沈みゆく感覚。淡々と鳴らし続ける音の虚ろさ、少しの強弱やテンポの変化はあれど根本的なソレは維持したままなのが不思議。こんな曲をたまに聴きたくなる。
「アルコール」それぞれの音色が主張をするような存在感を示し、当時の媚びない駆け抜ける普遍なバンドサウンドを楽しませてくれる。アレンジの多さと勢いのある構成がインパクトとして残る。
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