線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

Curtain Call

バンド名:その隙間から

インストバンド。現在はSONOSUKIMAKARAに改名している。インストを聴き慣れてる人も衝撃を感じると思う。変拍子にアグレッシブでいて繊細に鳴らす絶妙な感覚。アートワークのほとんどはドラムの方が担当しており、もはや画伯といえる程のもの。強烈な演奏センスが唯一のものとして記憶に焼きつく。以下プロフィールから抜粋「手数の多い変拍子ドラム、キャッチーで宇宙的なギターにより、独特の世界観を持つ。」

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『Curtain Call』
~収録曲~
「踊るGONEHORILLA」程よいテンポで印象的なギターフレーズが鳴らされる。個人的な感覚としてズンズンと奥に進んでいくよう、その中で鮮やかさと華やかさを感じさせる。ゴリゴリな1曲目として先陣を切るような迫力。して、GONEHORILLAの謎が残る。

「カトレア・マキシマ」花の名で南アメリカ大陸原産のランである。花言葉の意味を知ると皮肉チックなメロディがその雰囲気に添っているようにも感じる。繰り返すフレーズの中で少しずつズレてくように変化していく様がClean Of Coreの要素を思い出す。

「ペリシテの巨人の物語」ダビデゴリアテの戦いにペリシテの名が登場する。バババッと強烈なイントロが思わず気に入ってしまう。ガラッと変わるようなメロディの変化も聴いていて楽しい。巨人と言われるとそのイメージが湧くような壮大な音。

「levol feat.Gacchi」唯一のボーカル入りの楽曲で、他の作品でも見かけない珍しさ。3拍子サウンドのレゲエ軸のラップが特徴的で、踏み出す大切さを強く訴えかけるよう。インストバンドだからこそ鋭角に攻めるのが面白かったりする。

「Memories Sink in the Blood-Orange」何度も聴いた。こういうのを天才で名曲というのだろう。静かな迫力で包んでいき、絶えない音の変化や間、変拍子が複雑に絡み合うように耳に残る。馳せる思いのように沈んでいくような。本当に聴いてもらいたい。

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