アントワン・ファーブルの机
その隙間から
ゴリゴリのインストバンドで、現在は「SONOSUKIMAKARA」に改名している。読み方は同じまま。『アントワン・ファーブルの机』という作品のことを。彼らの音をはじめて聴いたときのインパクトがすごかった。これを聴くまでいくつかはインストバンドの音源を聴いてきたが、今までにないアグレッシブで奇抜で幅広い音が聴くことができる。受験勉強時代にもよく聴いていた。ちなみにドラムはuguisの方でアートワークも担当している。以下ディスクユニオンから抜粋「強靭なリズムをベースに轟音ギターが奏でるソリッドなサウンド。 次から次へと展開するその隙間からワールド。 東京近未来サウンド」音源の7曲のうち5曲は後にアルバムに再収録されているので、よければそちらから聴いてみてほしい。
『アントワン・ファーブルの机』 このジャケットの青Tシャツを当時購入した。
〜収録曲〜
「28時07分」イツエというバンドの女性ボーカルの方が歌っている、はず。歌うというよりは美しいコーラスを聴かせるよう。
「スキマ」代表曲。いかにもなゴリゴリのサウンドをかき鳴らす。緩急はあれど激情的に楽器を鳴らして空間を震わせる。荒れ狂うようなアグレッシブの言葉が似合う曲。
「Fairy Dance」聴くと毎回脳内に咲いた妖精が演奏に合わせて踊る。壮大に変幻自在のギターフレーズにリズム隊の存在感も強い。終盤に咲く華やかな音色も印象的。
「nice to meet you!」ピー音からのノリのいい気持ちの良いフレーズが爽やかに流れる。そのフレーズが繰り返し弾かれ、聴いているうちにクセになっていく感覚。また、変拍子としてのアンサンブルも奏でている。
「Focus On」ダーク感の強いサウンドで独特な構成。後半から盛り上がっていきカオス感がある。Melanche[n]tryの雰囲気を思い出させる音。
「初月」45秒のピアノだけのメロディ。物語の冒頭を思わせるような厳かで静かな。
「ヨアケマエ」始まりは激しさとはかけ離れた静かなサウンド、前半はわずかに変化しながら繰り返すフレーズが流れる。後半から一気にサウンドが厚くなり迫力が増し、音色の響きが沁みるのである。
「スキマ」[LIVE MV]
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