線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

白と黒の間に

バンド名:さんかくとバツ

大阪のバンド。渋谷のライブハウスで演奏を聴いて音源を購入。ノリがよく思わずリズムに乗ってしまう空気があった。関係、感情、気持ち、見えないソレを描く歌。『人と人との繋がりを歌う』

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『白と黒の間に』
〜収録曲〜
「ヒーロー」伸びのある歌声の心地よいリード曲、乾いた哀愁と懐かしさを感じさせる。誰しもヒーロー像は違っていても、誰かを救う気持ちは同じ。穏やかに流れるメロディがなんてことのない日常のような、そんな空気がスッと耳に入ってくる。

「テールライト、走る」白い雪、満天の星、そんな離れた土地から想う君への気持ちや背景を想像してしまう。君がいなければすべてに意味がないと言えてしまうくらいの繋がりが暖かくて寂しい。繰り返すギターフレーズがクセになっていく。

「パズル」のらりくらりの雰囲気なまま拍子がサビで変わり、終始ギターの音色が静かに目立つ。ピースをはめていくように、1つ2つと少しずつ歩んでいけるように。パズルに例える様がshepherdの"Puzzle game"という曲に近さを感じる。

「ハイライト」比べると僅かにメロディや声に荒々しさが含まれるようで、テンポの緩やかさは変わらないまま強調するような構成。"愛してる"の言葉を中心に、君だけを見ている歌が印象的。詞の勢いが初期ベボベをなんとなく思い出させる。

「君の彼氏より君が好き」淡々と言葉を紡ぐバラード調で流れる滑らかさが切なく儚いよう。君を想う気持ちでは負けないと思っていても、君の気持ちは別のところで。人の気も知らないで、と徐々に複雑な感情が強くなるように響くよう。

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