線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

空前絶後

THE UNIQUE STAR

ザ・ユニーク・スターの最初のミニアルバム。男女のボーカル、コーラスの強烈さと切れ味の鋭いサウンドが共に切り裂く。高音ボイスの威力も合わさり彼らにしかないアイデンティティを鳴らす。ジャケットセンスも抜群。以下、販売サイトから抜粋「“ただひとつしかない星”という意味をもつ男女混合の4人組バンド。クランチされエッジの利いたギター・サウンドとハードながらもソリッドなリズム隊に、オリジナリティたっぷりのハイ・トーン・ヴォーカルが絡み合う。」

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空前絶後
~収録曲~
「不敵な笑みを浮かべる日」シンプルに斬り込むギターの音色に、勢いのある歌が分かりやすく伝えるよう。どこか厨二臭さがありながらも、それでもカッコいいと言わしめる迫力。自身の道を歩むことの覚悟と、夜に鋭く光るイメージ。

「真夜中4時」"東京"という曲と共にシングル音源として収録されており、そのCDは今やレアとなっている。溢れる迷いがカオス混じりな世界観と共に聴き手を引きずり込む。真っ黒な闇夜に揺れる精神がドクドクと脈打つような不安定さ。

ベートーヴェンを聴きながら」最初の1分の柔らかに流れる音に乗せ、大切な君の家に向かう僕。そこから緩急がグイッと変わりテンポに振り回される。ただそれでいて聴きながら君に逢いにいくという日常を切り取っているよう。

「ドクター・ラヴ」ドラムのゆったりとした怪しいテンポが始まりを刻む、ややラップ調の曲。恋の病にうってつけの薬はあるのだろうか。途中から鋭さを鳴らしカオスティックを魅せつける。感覚で聴きたい型破りで緩い曲。

「チャイナチャイナ」どうとは言えないけど"チャイナ"という言葉に合うような歪で軽さがあり、どこかたかが外れたようなフレーズと歌詞の目まぐるしさが心地いい。勢いよく疾走する荒々しさが印象に残る。

「プラスチックの夢」夏の出来事を描いた歌。『さよなら夏の終わりはいつも切なくて』と、どこか甘く切ない言葉の1つ1つが情景を思い浮かばせる。程よいテンポのノリのいい、やや平坦な構成で、サビから爽快さと哀愁がなんともいえない。

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