線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

dramatic

SAYONARA HATE TOWN

バンドを知ったきっかけの「猿の手」を収録した配信音源『dramatic』。シンプルで神秘さを思わせるジャケットにも惹かれる。歌、メロディと共にコーラスの存在が壮大に心地よく浸らせてくれる。以下プロフィールより抜粋「"自分の為の音楽を"を信条に内向的な精神を音楽にのせて一方的に投げつける男女混成4ピースオルタナティブロックバンド。」

↓こちらの記事もよければ↓

rvyfcloi57gdjm1.hatenablog.jp

f:id:rvyfcloi57gdjm1:20210804085740j:image

『dramatic』
〜収録曲〜
猿の手インパクトの塊で天才的なセンスだと魅せられる。伸ばした指先から砂のように消えていくのが聴いた時のイメージで、『掴みあぐねた未来を』に意識が掴まれる。とある暑い日に、ダラリとした意識の中での幻覚のような。歪な形で願いを叶えるとされる猿の手が示した現実を描いているのか、想えど運命は変えられない。
「scar」傷跡。2分40秒程の曲でアグレッシブに轟かせるフレーズが印象的。現実の結末に、やらせない感情に自身に亀裂が入る。自虐的で女々しさの残る振る舞いが鋭い音と共に刺していくような。
「ドラマチック」生きていく中で感じるさりげな思考やふとした瞬間を切り取ったような。変わらないまま過ぎる生活の寂しさに、変化を求め渇望する前向きな気持ちを歌うよう。走るような純粋さの感じるサウンドが詞の背景とどこかリンクしているよう。

猿の手」MVwww.youtube.com『dramatic』トレーラー映像
www.youtube.com