線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

景色

the stations

既に記事でも書いているyumegiwatoneの方がギターボーカルを担当しているバンド。存在は知っていたけど、音源を聴くのは初めてだったのでリリースしてくれたときは嬉しかった。迫力あるポストロックの雰囲気があり、yumegiwatoneやsuionとは全く色が違う。1つ1つの音の存在感が強く、意味深な灰色の詞と迫力ある歪んだサウンドが錆色の景色に合うなと感じる。


↓yumegiwaToneの記事もよければ↓

rvyfcloi57gdjm1.hatenablog.jp

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『景色』
~収録曲~
「捻れた破片」寂れた空気に混沌としたイメージが浮かんでくる。伸びのある歌声が楽器と一体化するように演奏に重なる。リズミカルな乾いたドラムに主張するベース、シューゲイザーのようにかき鳴らすギターの演奏が重く表現しているよう。
「サイレン」ゴリゴリなベースを中心にダークで歪んだ雰囲気を奏で、重さのある低めの歌声にポエトリーリーディングとして語る声と音色がサイレンの鳴る不気味な世界を放つよう。メロディがMelanche[n]tryをどこか彷彿させる。
「涙と嘘」少しずつ濁るような緩やかで淡々とした演奏でサビから厚みが増していく。涙を流す人、嘘だと疑う人、悲しいことに違いなどあるのだろうかと絶望した世界を嘆くよう。ただ今を必死に生きていくだけで、溢れる負の感情と歪んだ音が表現する

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