晴れときどきの物語
晴れときどきの物語
YouTubeでたまたま知ったのがきっかけ。よくあるバンドの演奏とは違い、昭和歌謡を音楽のベースとしていて実際に流すと奥ゆかさのある懐かしい雰囲気が伝わる。歌詞の世界観によって声の雰囲気も変わるのがいい。以下プロフィールから抜粋「『”晴天のような良い日も”も”どしゃ降りのような悪い日も”それぞれ物語がある』『そんな日常の些細な心境の変化や感情を大切にして欲しい』をコンセプトにノスタルジックなポップスロックと70〜90年代彷彿させるメロディー、妖艶でリアルな言葉を紡ぐバンド」
「カサブランカ」Lyric Video
「線香花火」Lyric Video
『メッセージ/愛哀傘』
~収録曲~
「メッセージ」キミと見た空をいつまでも忘れない、と忘れずに想う気持ちを歌う。くすぐったくなる程のキラキラとした純粋な情景を描いている。人生の歩む道が違えども、その瞬間の思い出を懐かしむような記憶があるのも風情がある。
「愛哀傘」メロウな音色も甘い声も歪な二人の関係を表しているよう。レトロな雰囲気を奏で、互いの捩れた恋の距離の愛おしさ。決して淡くない詞の表現の絶妙さと、あえて”愛”と”哀”の字をあてているのが素敵。
『窓の外から』
曰く、ありふれた日常の中で"窓の外"をテーマに眺めながら聴いてほしい作品。”何を思い、誰を浮かべ、どう考えるか?”
~収録曲~
「カサブランカ」昭和の背景を彷彿させる詞に情の激しさ、それぞれの音色の役割が大きいメロディの華やかさがより世界観に色をつけ広げている。個人的には大正浪漫のハイカラな雰囲気を感じてしまう。花言葉のような私の望んでいる満たされない心を切実に描いている。
「臨時ニュース」やりきれない情景が浮かぶよう。ピコピコとした電子音と汽笛の音、テンポのよいメロディの割には歌詞が重い。誰かの結末が、真実がどう捉えられようとも望むように終われる幸せ。後は残された連中で好きなように扱われて踏みにじられるだけ。
「線香花火」夏に誓った想いを切実に歌う。思い出を残して別れていく二人、線香花火に想いを願って消えないように。美しく、静かで儚いメロディに乗せて火花に隠す心の内。
「始まりの足跡」人生の歩みの中での迷いに背中を押してくれそうな光差すような歌。不安、孤独、救い、苦しさ、希望、そんな感情のありのままの表現が心にスッと受け入れるよう。比較的シンプルなメロディがまっすぐな歌詞に寄り添うよう。
「東京」バスを待つ間のもの思いにふけるときのような。爽やかで愁いなサビが何度も聴きたくなる。誰かを探し、誰かを待つ、変わらない街と居場所を求める自分の流るる時の世の移ろいを感じるよう。
「窓の外から」トレーラー映像www.youtube.com
『手紙』
配信音源。喉の奥から響かせる張りのある声が耳に残る。曰く『戦争の悲惨さを想い平和を願った』歌で、聴くと痛いほどに伝わる。命の儚さ、平凡な日常の有り難さ、普段は意識しない事に向き合わせてくれる曲。けっして忘れてはいけない過去を刻んで。
「手紙」Lyric Videowww.youtube.com
↓音源はHPから通販で購入できるのでよければ↓