線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

夏/4〜よんぶんのなつ〜

理科室コーヒー実験ブレンド

知ったきっかけはYouTubeでたまたま聴いて通販で購入した。バンドとしての個性が確立しており、リズムやメロディの変化、詞や音のユニークな構成を唯一無二のものとして表現している。現在は『夏/4〜よんぶんのなつ〜』の収録曲を視聴できないのが残念。

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『夏/4〜よんぶんのなつ〜』
〜収録曲〜
「青の世界と少女」ジャケットのイメージをまさに表しているような曲。理想のような夏の季節の情景を描いている。しっかりとしたバンドサウンドに爽やかさを混ぜたメロディを鳴らす。
「fire opal」橙系の鮮やかな色を持つ宝石の名前。リズミカルな軽さのある演奏から始まり、燻っている自分自身と向き合うような歌。あの頃のように秘めていた自身の鮮やかさを取り戻すような気持ちを。
「Holiday Island Noon」出だしのゴリゴリのベースに煌びやかなアレンジが山下達郎の雰囲気を少し思い出させるよう。そして、三味線らしき音から一気に彼らの音楽に引き戻され島の民謡を思わせるリズムに変わる面白い構成。
「喪失と再生」緩やかな音色の組み合わせが心地よく伸びのある声で切なさを優しく歌う。バラードのように胸に響かせつつ時折の際立つ音、さりげなコーラスのアクセントが刺さる。
「ヨルゾラ万華鏡」程よい強さのサウンドを鳴らしつつ、やや淡々とした変拍子のメロディを刻む。万華鏡のようなキラキラとした星空の描写を歌い、歪でゴリゴリの演奏が夜半過ぎをイメージさせる。
「出発前夜」印象的なフレーズに交互に歌い区切るような構成がクセになる。テンポも早く独特なリズムの変化にらしさを感じさせる。重なる声が気持ちよく、純粋なバンドサウンドなのに豊かな音の表現がワクワクさせてくれる。

↓ジャケット描いた方の記事↓

kanipanda.blog.jp

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