線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

"Ark"

アーティスト名:Sheepdogs in the Hollow

ポストコロナの音楽シーンに"方舟"を、と銘打った連続配信リリース企画"Ark"でリリースした配信音源の紹介。残念ながらバンドは解散してしまったが、だからこそぜひ知って聴いてもらいたい。配信は全部で5曲出しているが、それぞれに鳴らすフレーズに統一感があるようで表現の色が違う。特にギターの迫力を堪能しつつ繊細な違いを感じて聴いてみてほしい。以下抜粋「"前を向くための弱さ"を肯定する音楽ををテーマに、葛藤の中に光を灯す言葉を透明感溢れる声とサウンドで描き出すギターロックバンド。」

↓「étranger」という曲の記事もよければ↓

rvyfcloi57gdjm1.hatenablog.jp

配信時系列順に紹介。

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「Iris」
言葉と声をしっかりと伝えるように紡いでいく。バラードのように聴き手に響かせるように丁寧に歌い、背景の演奏もはっきりと音の足跡を残すように印象付ける。失くしてしまったとしても、それまでの想いや気持ちは残り続ける。儚くも美しい詞がただただ心に残り、いつか、幸せな結末の光が差すようにと願いたくなる。

BIG UP!から抜粋「その第一弾となるこの楽曲はSheepdogs in the Hollow初となるロックバラード。 叶えられなくなってしまった約束や言えなかった言葉、誰しもが抱いたことのある後悔や挫折の先で希望を描き出す。」

『Iris』MVwww.youtube.comf:id:rvyfcloi57gdjm1:20211025015010j:image
「will」
正面から挑むような真っ直ぐなバンドサウンドに、挑み続けるような詞を力強く歌う。王道で正統なクールなフレーズを鳴らし、純粋な気持ちで聴きたくなる前向きな曲。キラキラとしている詞も、彼らの音と歌だとスッと入ってくるのが魅力。光を見失わないように生きていきたい。

BIG UP!から抜粋「第二弾となるこの楽曲は、Sheepdogs in the Hollowがこれまで掲げてきた「ギターロック」像を正統進化させた楽曲となった。 どんな迷いの中であっても、譲れないものを守り続ける「意志」を真っ直ぐに歌い上げる。」
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「クロラ」
イントロからシニカルなイメージを感じ、全体的に複雑な意味深さ。迫力ある彼等の鳴らす音楽に灰色がかったダークな要素が付随されたような。「そこに在るのは僕が望んだ明日か」と自身に問いかけるように、現実を這うように生き、分からない自分を繰り返す日々を歌うような、、

BIG UP!から抜粋「第三弾となる今作『クロラ』はサウンド面、楽曲の表現方法において大きく舵切りをした意欲作。 これまでの煌びやかなイメージのSheepdogs in the Hollowになかった、ダークな一面を見せる新たなキラーチューンとなっている。」

『クロラ』MVwww.youtube.comf:id:rvyfcloi57gdjm1:20211025015017j:image
「Re:Harmonize」
現代の行き場のない生き方に対して、再び、調和するというニュアンスを持つ言葉をタイトルにしたのが綺麗。確かなものに昇華されていくように大事なソレを形にないものとして伝えるように描いている。本当にさりげなピアノや電子の音色の存在に、爽やかな声で迷いや諦めきれない気持ちを切実に表現する。

BIG UP!から抜粋「第四弾となる今作『Re:Harmonize』は「迷いの中の道しるべ」をテーマとした一曲。 調和する、分かり合う、ただそれだけの事すら難しい時代。 大事な物すら見失いそうな瞬間に、そっと寄り添いながら共に前へ進める様な言葉を優しくも力強く歌い上げる。」
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レコンキスタ
再征服という意味でジャケットからも伝わるようなSheepdogs in the Hollowらしさを兼ねた攻めている曲。ギターフレーズの音色と勢いに自然とリズムに乗り聴いてしまう。パワーと彩りのあるサウンドにどこか斜に構えているような鋭い言葉達が刺さりにくる。この世のあらゆる負のものに捉われないで見据えていきたい。

BIG UP!から抜粋「第五弾となる今作『レコンキスタ』はSheepdogs in the Hollow史上最高の「攻め」を見せた、新たなキラーチューンとなる一曲。 開始1秒から心を掴むスリリングなバンドサウンドを、確かな「存在証明」を求める叫びの様な言葉たちが彩る。」

big-up.style

これまでにこれだけの音源を残してくれたことに感謝を、本当に。