窓際/少女/水槽/2月
バンド名：
root13.
『窓際/少女/水槽/2月』この音源を聴いたきっかけはアニメーションのMV。彼らの作品のアートワークは「フクザワ」という有名な方が担当しており、曲も画も繊細で危うげな表現が絶妙に合うのがこの上ない。暖かみのあるハスキー寄りの声にストレートなサウンドに気持ちと現実の詞を残す。さりげな女性コーラスが美しい。
「曖昧なディア」MV
『窓際/少女/水槽/2月』
～収録曲～
「曖昧なディア」むき出しの気持ちと現実を言葉として抉られるよう。昔も今も聴いていると胸に刺さる懐かしい曲。どうにもならずに生きていて閉塞されたような心に響かせるような一瞬の救いがあるような。ギター、ベース、ドラムの音が純粋に重なるアンサンブルがまた心地よい。
「ラビットハット」終始、淡々と柔らかい音色と声で表現する背景を完全に読ませない想像させる詞。なんとなくで伝わるような暖かさと切なさ、最後の一文から大切さが感じられるよう。
「シアン」鮮やかなその色が浮かんでくる。リズミカルなメロディに気持ちが乗るような構成、しかし重さを感じずにはいられない言葉の節々がテンポのよい曲とは対比しているよう。それまでのどんな解釈の間にも儚い結末が待っている。
「アンチテーゼに花束を」リズム隊から音が始まり、少し昔を感じさせるようなメロディが印象的。聴きやすい変拍子なリズムに抽象的な詞が個性を強めている。
「リリィ」どんなに想っていても、日々が更新され忘れていき関係がなくなってしまうことが現実にも刺さる。儚さを歌いシンプルなバンドサウンドがまっすぐで気持ちいいくらいに鳴らす。
「MILK(demo)」弾き語りのボーナストラック。
↓root13.の紹介記事↓
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