線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

This World


Emerald

エメラルドの最初の4曲入りの音源『This World』。公式HPには載っていないが、紛れもないEmeraldの1st epである。ジャズやソウルミュージックを彷彿させ、聴いたら納得する程のセンスの塊と甘いボーカルの歌に心を掴まれてしまう。最初の音源として完成度が高すぎるのである。いつかいつか購入しようと思いつつずっと先延ばしになっていたのだが、思い出した機会に他の音源とまとめて手に入れた。以下ディスクユニオンから抜粋「歌い手ナカノヨウスケがModeast(モディスト) と出会い生まれたバンドEmerald の1stEP。ソロでの活動を開始し、より表現力を増したナカノヨウスケの歌の世界観を充分に伝えるだけでなく、輪郭のはっきりしたModeast の心地よいグルーヴとアンサンブルがバランスよく鳴っている。生きている限り音楽が鳴り止まないことを証明する、静かな始まりの一枚。」

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『This World ep』 1st EP
〜収録曲〜
「Intro」「メロディ」「フラニーの像意」「This World」

「Intro」1分のイントロ曲。哀を感じさせる静寂のピアノと、さりげなギターが弾かれる。そのまま次曲へと自然な流れでメロディが始まる。
「メロディ」Introから美しく繋がり幻想曲の始まりを意識させる。ゆったりと流れる厳かな音色に重ねるように表現する。『メロディ』と繰り返す言葉をはじめ、甘く伸びる声が響かせる空間に酔いそうな感覚になる。ムーディな雰囲気に合う歌詞がより深みを魅せる。
「フラニーの像意」後のアルバムにも再収録されているほどの音源。メロウジャズの雰囲気で聴いていると溶けていきそう。どこかキラキラとしたミュージックに惹かれ、テンポや音色の緩やかな変化やビブラートが印象的。多彩なアレンジが聴く度に虜になっていく。
「This World」この曲が8分と長く存在感がある。弾かれる初めのギターから流れに沿って演奏が重なり、ややミニマルの雰囲気でスローに構成されていく。また、声の存在感が強く圧倒的な歌唱力をじっくりと味わえる。詞も音も、この世界という広大なテーマを壮大に描くよう。

↓『This World ep』の記事があるのでよければ↓

ototoy.jp

 

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