線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

Standard Sence

バンド名:ユメノハウス

現在は解散してしまったVo.Gt.Ba.Dr.Key.の5人組のバンド。個性的なメロディにユニークな歌詞が特徴的。全体的に明るさのある演奏で、感覚で聴いてしまいたい夏を彩るアルバム。この頃はプール監視員のアルバイトをしていたが、その帰り道によく聴いていた。日焼け止めを塗り忘れたら、その日のうちに真っ赤になってしまい氷菓OVAのような優雅な監視は送れはしなかった。

f:id:rvyfcloi57gdjm1:20210606141119j:image

『Standard Sence』 2015年6月1日リリース
〜収録曲〜
「SUMMER様々」「ライセナイ」「君といた」「immoralな恋」「Dis is a LOVE」「ALIVE」「若葉の頃」「Song for you」

「SUMMER様々」眩しい夏を思いっきり歌う。歌詞がストレートすぎて恥ずかしさを感じるくらいのキラキラとした王道表現を、爽快なサウンドにのせて伝えていく。また、曲名の通り終盤に「さま~さまさま♪」と盛り上がっていくのも含め、ダサかっこよさを感じるよう。
「ライセナイ」こちらも夏を感じさせる勢いがある。重低音を鳴らすサウンドのスピード感がイカしている。歌詞に意味など求めずロックサウンドに身を委ねながら聴くのが正解だと感じる曲。ライセナイとは何なのか。
「君といた」緩やかに奏でるフレーズから始まり、サビの爽快な曲調にカラフルな演奏を魅せる。君との出来事を描く歌詞を聴きながら夏のワンシーンの情景が浮かんできそうである。
「immoralな恋」個人的にお気に入り。キーボードの全面的なアレンジと夏の気怠さを感じさせるようなサウンドがクセになる。メロウな雰囲気のあるメロディで独特なリズムと恋の詞に揺れてしまいそう。
「Dis is a LOVE」どこかギターフレーズのインパクトやキーボードの優雅さを感じ、ゆったりとした迫力のある曲。繰り返すフレーズと感情を強く表すような歌声がしっかりと耳に残る。
「ALIVE」The・王道テーマソングみたいな夏曲。ジャニーズとかがこういう感じのを歌っている印象。それだけ明るく前向きになれそうな希望に満ち溢れた夏らしい1曲。インディーズだとあまりないくらいの陰とは真逆の表現。
「若葉の頃」ピアノサウンドを中心とした優しい構成。曲名にふさわしい美しいメロディに、昔を懐かしむような歌詞が大人になった今に刺さる。壮大な清涼感のある演奏をじっくりと聴いてほしい。
「Song for you」最後の曲らしい構成。歌も演奏も派手に表現し、想いが伝わるように声を響かせる。ありがとう、という言葉の大切さや重みを歌い残している。終盤のコーラスの『Song for you』のフレーズがいい。

 
『Standard Sence』トレーラー映像

www.youtube.com

 ↓下記から購入できるのでよければ↓

yumenohouse.buyshop.jp



8色カラーのジャケットがいいセンス。