雨降る夜に
bed time sheep
大阪のバンドで残念なことに2021年10月15日のライブを最後に解散の宣言をしてしまった。それでも、これまでに出した音源は残るのでこの先も聴き続けてくれる人はいる。いくつか音源を出しているが、まずは『雨降る夜に』という5曲入りの名盤。MVにもなっている1曲目の存在感の大きさだけでなく、他の曲もバランスのよい構成。比較的、勢いのあるサウンドを鳴らすが繊細で切ない歌詞の雰囲気も表現している。力強くも繊細な声とギターフレーズが強烈に残る。割と間奏が印象的なので、そこも聴きどころだと思う。
『雨降る夜に』
〜収録曲〜
「雨降る夜に」「夜明けまで」「in my room」「君の瞳には」「照らす」
「雨降る夜に」名曲として相応しいくらいのインパクトがあり、序盤のイントロからもう伝わってしまい。それでいて、哀愁感のある歌に勢いのある繊細な音を奏でる。サビの「嘘みたいに~」からが強烈に最高で、聴いていると情景を思い浮かべてしまいそう。
「夜明けまで」全体を通して流れるようにテンポの早い叩きつけるような勢いのある曲。ライブハウスで聴いたら一気に盛り上がりそう。かき鳴らすという表現が似合う曲。
「in my room」最初のデモ音源にも収録されている曲でもあり、出だしの気怠い雰囲気から緩く始まる。サビの「朝が来るたびに臆病な僕は弱くなった顔を覆うだけ」フレーズが当てはまるようで誰しもに刺さりそう。
「君の瞳には」序盤のゆっくりと聴かせる声が魅惑的。緩やかな盛り上がりのサウンドを鳴らしながらも、聴き浸るような構成。間奏の激しさやさりげないコーラスにも耳をすましてほしい。
「照らす」王道のバンドサウンドらしい疾走感。序盤のベースサウンドが何気にいい。歌も歌詞のようにまっすぐに表現しているよう。光が差すような救われる歌。
「雨降る夜に」MV
↓配信だと6曲目に「熱」という音源が収録されているので、よければ聴いてみてほしい。↓