線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

灰色の箱

バンド名はmusiquo musiquaでムジコムジカと読む。その後にmusiquoに改名し解散している。

「灰色の箱」という曲は『note』というアルバムに収録されている曲でMVにもなっている。CDは買ってはいなかったが「灰色の箱」という曲が気になってこの曲だけ配信購入した。また、musiquoの頃に出した『日比谷』という4曲入りの音源も購入して聴いている。そのときは「日比谷」という曲がMVで出ており、聴いたらCDとして欲しくなってしまった。いつかその音源も紹介したいものである。以下、more recordsから一部抜粋「七倉壮の激しく緻密なドラム、タッピング駆使した中根洋弥のセンス溢れるベースライン、流麗なアルペジオと速弾きを巧みに使うギターフレーズ、切なくも郷愁を誘う歌声をもつ田村一哉の3人の高い演奏技術からなるアンサンブル。」

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『note』
9曲入りのアルバム。その中で収録されているリード曲の「灰色の箱」という曲だけを配信購入して聴いていた。MVの世界観、夜明け前の薄暗さ、精神が病んでいるような破壊や塗りつぶし、映像の色合いの変化、そういったものの組み合わせがすごく刺さる。いきなり淡々と歌う声にはじくように鳴らす音が印象的で複雑さのない絶妙なバランスがいい。雑音のような間奏のギターが雰囲気によく合い、どこか違和感を感じるような歌い方に妙に中毒になりそうなクセがある。自分自身の弱さや歪みを感じていても、それでも前を向いていけるように生きていけたらと思わせるような。そして聴き終わった後に鬱や憂いのような後味に引っかかるような感覚が残る。また、知っている人は少ないかもしれないが、Serial Experiments Lain(元はゲーム)というアニメのOPである「Duvet」という曲を聴いた後のような感じに近い。この作品は真面目にアニメを観ると脳がバグり、ゲームをプレイすると精神に異常をきたすらしい。前にアニメを一気に観たことがあるが、しばらく現実がよく分からなくなる危ない感じになった。

「灰色の箱」MV

www.youtube.com


「灰色の箱」というタイトルセンスが好き