線猫日記

音楽鑑賞と日常と感情

覚醒

アーティスト名はコンビニマンションテクニカラー岡山県のバンドで現在は活動休止しているが、それまでにいろんな音源を出している。

『覚醒』は2005年発売。知る限りコンビマンションテクニカラーの最初のCD。初期音源らしくインディーズ感があるが、聴き込んでしまう魅力がある。全国盤で出ている音源と比べると新鮮さがある。1曲ごとの個性が強い収録曲のアルバムだが音も歌詞も逸材、この1枚だけでも手に取って聴いてほしいくらいである。以下、抜粋紹介「日常的な心情を綴った歌詞やエモーショナルなヴォーカル、ギターを中心に音像を描くアンサンブルなど、昨今に多いタイプのバンドといえる。だが骨太なギターや繊細な音作りなど、独自の感性も垣間見える。」


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『覚醒』
〜収録曲〜
「名前もなくて」「ロック」「覚醒」「Magic」「倍音」「戦争の終わり」「Soup」

「名前もなくて」インディーズらしさのあるイントロから始まり、聴いているとすごくワクワクしてくる曲。テンポが早めに流れサビに入るまでの楽しみが感じられる。安定感のある1曲目という感じ。下記にYouTubeの音源を貼ったのでよければ聴いてみてほしい。「ロック」クセのあるギターロックが強い音源。歌い方も歌詞もメロディも独特で型にはまっていないのがいい。「覚醒」タイトルになっている曲、アルバムの中では穏やかな曲調だが音は厚い。繰り返す「覚醒するぅあーー」の歌い方がとても耳に残る。「Magic」は再収録という形であと2回も別の音源にも入っている代表曲。そして、それだけのことはある確かな名曲である。サビが秀逸すぎて何度も聴いてしまう。「倍音」ロックと似た雰囲気のある曲。序盤のギターフレーズにテンションがあがる。疾走感を感じるが変拍子になったりもしてクセが強い。「戦争の終わり」最初にゴリゴリのベースから流れ、ギターとドラムが優しくも少しずつ強くなりながら奏でられていく。はっきりと訴えるように歌う声が心に響かせる。「Soup」ゆったりとした曲調で深さのある壮大なバンドサウンドの迫力に圧倒される。ギターもベースもドラムも主張しており、壮大な1つ1つの音に惹かれる。歌詞の君の存在が深すぎる。

 

 コンビニマンションテクニカラー「名前もなくて」

www.youtube.com

 

壁画模様のようなジャケットがまたいいのだ。