心象と風景と。
心象風景(しんしょうふうけい)とは、現実ではなく心の中に思い描いたり、浮かんだり、刻み込まれている風景。現実にはありえない風景であることもある。by wiki
Munōこと若森さんが満を持して出した配信音源の1st E.P.について書く。
タイトルは『心象と風景と。』
当時、心待ちにしていたアルバムがついに発表されたのでテンションがMAXになっていた。購入したときはとにかくひたすらに聴きまくった。
これまた味のあるジャケット画像である。明るすぎないのがいい。
収録曲との雰囲気と調和がとれているのを感じられる。
E.P.が発表される前までは2枚のデモ音源(廃盤)をリリースしているが、デモで出した音源を新しく録り直し計9曲入りのアルバムとして出している。デモ音源のときとE.P.ので聴き比べるのも楽しかったりする。
~収録曲~
1.introduction
2.キライで。
3.send
4.くだらない歌 ←1st DEMO収録
5.遠い夏 ←2nd DEMO収録
6.回想
7.regret ←1st DEMO収録
8.コトノハ ←2nd DEMO収録
9.交差点 (feat. でくのぼう) ~bonus track~
「regret」MV
タイトルから作り手の内面がこの作品に詰められているのを感じる。その中で「キライで。」という曲は最も感情が強く出ている思う。歌詞の『キライ』と『不安』という単語が何度も何度も響く。『生きていたいとは思わないけど、死ぬ意味も見出せない』のフレーズがとくに刺さる。
また、冒頭の「introduction」が切ない。哀愁を感じるギターの音色と踏切の音がなんともいえない気持ちになってくる。
そして「send」である。初めてライブハウスで聴いたときは感動した。昔からある音源で私自身もとても気にいっている曲である。若森さんの代表曲といっても過言ではないと思う。韻が好きである。とにかく聴いてほしい。
1st DEMO。Munōになって初の音源である。CDを手に入れたのはいいがノートパソコンを修理に出しており、急遽ブックオフで中古のCDプレーヤーを買って聴いたのは思い出。「regret」「くだらない歌」を収録。Lalāとして活動してたときに「regret」を男女ボーカルでよく歌っており、はっきりと伝わる言葉の真っすぐさと間奏の鋭さが印象的。「くだらない歌」荒めの言葉の表現にどこか皮肉るような歌い方が感情的に伝わる。。2曲ともバランスがとれており初音源としていい組み合わせである。
2nd DEMO。立て続けに前作から約2ヶ月後くらいにリリースしてくれた。ペースが早くて驚いたが嬉しかった。「遠い夏」「コトノハ」を収録。「遠い夏」は出だしからテンポが早く疾走感がある。歌詞の内容を駆け抜ける歌があっという間に過ぎゆく夏の情景を駆り立てる。「コトノハ」はバンド音源での収録であり、弾き語りのと雰囲気を聴き比べたくなるのが楽しい。ライブでもよく聴く、音と歌詞の繊細さから大切にしている曲だと伝わる。この2曲は対照的で聴きごたえがある。
「コトノハ(Acoustic)」
そして、
ボーナストラックの「交差点」という曲はでくのぼうというアーティストさんとのコラボ曲でYouTubeにもあがっている。2019/12/06の横浜BAYSISのMunō × でくのぼうWレコ発イベントでライブハウスに直接来た人に、歌詞付きジャケットとCDを限定配布していた。もちろんGET済。配信でも聴けるのだが、やっぱりCDとしてもらえるのが嬉しい。割とデザインが凝っていたのもよかった(/・ω・)/
ちなみに、でくのぼうの新譜もCDとして購入した。
Munō 聴いてると、こっちも聴きたくなってくる♬
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