who loved sabastian
バンド名:sebastian yellow club band
聴いたときのインパクトが大きかった。ゴリゴリに鳴らすサウンドでいて哀愁を醸す。シャウト感のある独特なボイスが演奏の色と、この上ない程合う絶妙さ。ロック、ブルース、ジャズをルーツとした音楽。

『who loved sabastian』
~収録曲~
「憧れの深い森で」リズム良く叩くドラムから始まっていき、高揚を煽るギザギザなサウンドに独特な駆けるダミ声が強烈に聴き手を掴む。嘲るようなメロディの雰囲気に最後には救われたような。
「モルヒネ」ドンドコと刻む音が緊張感をつくり、鋭さのあるギターが緩く絡ませる。二人の存在と哲学めいた詞が渦のように頭の中で揺れる。緩やかに暴れる間奏がアグレッシブを作る。全体的にカオスチック。
「Stupid」愚かな、といった意味がある。淡々と歌い鳴らす彼らの音楽。間奏の狂わせるような不規則さ。絶望の中にいたとして受けいれても、孤独にはなれない、夢世界の草原と子供達、と心の奥は気づいている。最後にかけて迫力で締めてくる。
「low heaven」なんだかマーチのような弾くドラムの音とリズムから始まり、前半は縦に変化の小さな構成のよう。どこか少し昔の普遍さをも併せ持つ比較的聴きやすいサウンド。断片的な灰色の映像が聴いてて浮かんでくるよう。
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prismatic telescope
シキサイパズル
1stアルバム。シキサイパズルの音源で一番最初に聴いた作品。タイトルの意味はプリズム望遠鏡。俗世からかけ離れた、幻想という言葉の似合うアーティスト。聴くだけで光と音の煌めきに酔いしれていく。

『prismatic telescope』
〜収録曲〜
「distant memories」遠い思い出。キラキラとした世界観、星空や幻想的な美しさを思わせる音色達。それに合わせるような意味深に掴ませない言葉達が淡々と連なる。感覚で聴いていたいサウンド。
「shikijitsu」イントロの波に呑まれてからの、引いた後の波打ち際のような静かな歌と音が紡ぐ。始まり、誕生、その時間を幻想的に表していくよう。個人的に間奏が好きで壮大な音色が飽和しながら包み込んでいくよう。
「kalmia」カルミアは植物の一種で五角形の花を咲かせる。曲のイメージはゆりかごで、緩やかさを奏でるその中で緩急のついた独特さがある。全体的にシンとした冷たさを感じるメロディ。
「monochrome」2ndEP『triangle』収録曲。
「ricca」幻想と厳かな雰囲気を併せ持つような、現世とは異質な場所にいる感覚。後半から曲が壮大になり力強くも舞い散る花びらの美しさも増していくよう。アンビエント要素の強さを感じる。
「triangle」2ndEP『triangle』収録曲。
「far side of the horizon」地平線の端。物語の締めを奏でるような壮大に流れるような前奏。声の始まりと共に静けさが漂い、やや低めの音の構成。宇宙の世界にまで手を伸ばす詞は光を信じているよう。
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blog Shuntaro Tsukuishikisaipuzzle.wordpress.com
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世界の続きと夢の朝
バンド名:work from tomorrow
3rd mini album。収録曲全体に統一感のある詞が印象的。別れ、やるせなさといったものにバンドサウンドを比較的ストレートにのせて歌う。以下、muevo voiceから一部抜粋「バンド名の直訳は”明日から頑張る”。日々の葛藤ややるせなさをまっすぐ直視しながら明日への希望も見出し、リアルな現実の中で光を照らすような楽曲を歌う」

『世界の続きと夢の朝』
~収録曲~
「夜明けの花」明るめの爽やかなイントロ。紆余曲折な詞にまっすぐなバンドサウンドが通る。”今日までつないだ2人のこと”が印象的に残り、明日は変わらないまま平等に訪れる。MVでは映像に合わせて意図的な音量の調整がしてある。
「あの街、夕焼け、染まる声」気持ちよく駆けるサウンドと後悔の綴る詞が、清々しくも切なく思えてしまう。1曲目とどこかリンクさせるような構成にも感じ、メロディと詞も対に感じさせるよう。”苦しい夜は誰のせい?”
「忘れ物1LDK」独特なスローテンポなリズムがより歌詞を強調させるよう。それぞれの楽器もその分聴きやすくメロウな間奏が溶かしてくよう。ただ一人を想い続けるバランス、なんて言葉の難しさが重く残る。
「ヒロイン」短く刻むベースからのドラムとギターがポロポロと合わさり、聖なるようなコーラスが重なる。そのまま淡々と奏でていき、気づくのが遅かったと切実に語る。終盤のコーラスとシューゲイザー要素が壮大に絡まる。
「嘘つきと瘡蓋」幻想のような初めの入りから、颯爽と鳴らすサウンドに変わっていく。思いの強さのように歌声も上がっていくよう。悲しみと嘘、愛されたい気持ち、隠さないでほしい痛み、すべては誰かのために。
「消えない夏」全体的に寂しくも強く奏でる演奏が悲壮感を体現しているような。あなたとの日々で忘れていくもの、覚えていくもの、あなたはどうかは分からないけど僕にとっては、、、
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暁 / シネマ
バンド名:Alcal Call
1st Single。以前に1stEPの感想記事を書いたときに本人に読んでいただけたのが嬉しかった。いつか、この音源も紹介したいと思っていたので今回書くことにする。現在はフィジカル盤もリリースされているのが嬉しい。もっと多くの人に聴いてほしいし、いつか次の音源も出してほしい。
「暁/シネマ」トレーラー映像

『暁 / シネマ』
~収録曲~
「暁」繊細に奏でる音色に切なく重ねる声が憂いを感じさせるよう。中盤のシャウトと静かな声で吐き出す言葉に黒い世界が加速するよう。私の存在はどれほど醜いのか、あなたが幻のように居ない世界の絶望、能動的に生きてはいないが最後の言葉に微かな光が差すよう。
「シネマ」全体的な仄暗さを引き継ぐようなイントロから最後までアレンジの絶妙さが惹いていく。徐々に迫りくるサウンドや儚いコーラスの低温具合が皮肉や冷笑を表しているよう。題名のない人生映画を大衆雑誌にあるような諦めと斜に構えたような詞。そしてまた、最後に希望を持たせてくれるような一文。
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ガラテア
バンド名:コンビニマンションテクニカラー
ずっと前に購入したシングル音源。ジャケットの水中から見上げたような一瞬が、夏を表す一つの画としているよう。直接的な歌詞のイメージではなくて、なんとなく感じさせるようなセンスが好き。

『ガラテア』
〜収録曲〜
「ガラテア」名前の意味はギリシャ神話に登場する女性。絶妙な緩やかさで歌う声に、コーラスや力強さが印象的。髪をなびかせている君、君の瞳に映る僕、心の揺れる想いが伝わってくる。影や夕日の直接的で絵に描いたような浮かびやすいリアルさが好きになる。
「Magic」知る限り他の2作品の音源にも収録されており、それぞれが再収録をしているので同じ色で細部の違った音を聴けるのが嬉しい。本当に思うのが、こういった曲を聴いて心が震えられる人間で良かったと。僕にとってはどこか懐かしく自身の精神世界や心象風景へと誘ってくれる。生き方は下手だけど、感性がないよりはいいなと感じる。
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shepherd (album)
バンド名:shepherd
RO69JACK 2011優勝アーティスト。2枚のデモアルバムをリリース後に、メジャーアルバムを4つ出している。当時、次の作品をリリースする間際でボーカルの方が亡くなってしまった。今も生きていたらどんな音楽を残してくれただろうかと今でも思ってしまう。今も忘れないでほしいと思い、ブログに綴り残していく。
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時系列順に紹介

『部屋と二人』 1st mini album
~収録曲~
リビング:君の『2LDKじゃ足りないね 私たちの未来図は』と唐突な始まり、あなたの望む僕でいることに互いが察している。考えすぎる未来への不安と今のままの幸せが複雑な気持ちとして、ソファでもたれる姿が思い浮かんでくる。演奏もリビングらしい見慣れた景色のような感覚。
irony:皮肉。寄り添うような優しいメロディが流れる中、どこか不器用で、ありのままに、空虚や距離感、はっきりと言えないあなたとの生活の記号のようなアイロニー。それでも"It would be so nice day"いい日になるといいね。
primrose:サクラソウ。デモアルバムにも収録されている再録音源で聴き比べる程の違いがあるのがいい。区切るような構成でクセになるサウンド。交互の視点と想いが愛おしい。
分別:ゴミ箱のように心の分別も簡単に出来てしまえば傷つくこともないのに。誰かの不幸も、冷たい人だと思われても、離れたとしても。滲むような声に淡々とした演奏とかき鳴らすサウンドが印象に残る。
君のその手を満たすのは:ゆっくりと丁寧に奏で声を乗せる。その穏やかさの淋しさがメロディからも伝わってくる。満たすことの意味や価値は君のための。寄り添う気持ちがいつか芽吹くように。
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『彗星の仕組み』 2nd mini album
~収録曲~
彗星のしくみ:shepherdを知ったきっかけで何回も流していた。MVでは、幼い少年が出演している独特な雰囲気の映像で掴ませない構成が好き。静かで幻想的な夜を思わせるメロディ、複雑でもなくアレンジが多彩でもなく構成と音色で魅せる。
virgin in clinic:デモアルバムにも収録されている採録音源、比較すると声も音がくっきりと感じる。
nameless silhouette:明るさのある華やかさが湖畔を思い浮かべてしまうイメージ。程よいテンポにフワッとした音色、コーラスの奥ゆかしさが気持ちがいい。君に伝えたいことがあれど、届けられないまま過ぎる日々。互いのシルエットに色彩が付く日が来ればいいな。
舞姫:タイトルで森鴎外の小説を思い出す。それを、どこか思わせる内容を優しいメロディに乗せて描いてるようにも感じる。言葉選びが秀逸で丁寧で残酷に綴るも、はっきりと書かない詞が刺さる。shepherdで一番、重い気がする。
アマレット:アーモンドのような香りを持つリキュールの名の意味を持つ。溶け合えない二人の情景が美しく切ない。”貴方は盲目の蝶で 私は色のない花で”このフレーズがどうしても好きになってしまう。いつか、なにもかも愛せるようになれるまで。
無敵のスーパーヒーロー:リズミカルなドラムが主役なくらいの存在感。思わず口ずさみたくなるような繊細な感情を含めた歌。スーパーヒーローのように弱さを見せない強さに憧れる僕、ヒーローとしての自身の存在価値に不安定になる。捉え方によって解釈が少し異なりそうな詞。個人的にshepherdの中で一番聴いている曲。
「彗星のしくみ」MVwww.youtube.com

『PuZzle pUzZLe puzzlE』 3rd mini album
以下、HMVから抜粋「線が細く雄弁なギター・プレイを中心に、幻想的で豊かな音像を描き出すバンド・サウンドの表現力が秀逸。ハイ・トーンでふくよかなふくらみをもつヴォーカルの存在感もあり」
~収録曲~
溜息の向こうで:今までのと比較するとややポップで明るい雰囲気が出ている。全体的に歌詞の繊細さは変わらないまま音の幅が広がっているような印象。その溜息の結末は既に出ているのに希望が滲む。冒頭の"I was…"が愛は、と聞こえてしまうのは意図的なのかなと思ってしまう。
Puzzle game:この作品の代名詞的な曲。パズルの要素で紡いだ言葉が自身の存在意義を問うように。捨てられない感情、そんな日々を、現実をゲームのように楽しんでいくような。MVのパズル要素は視覚的に楽しませてくれる。
Crossword Symphony:リズミカルな構成に深みのある音色が愛おしく、変わらない優しい声が寄り添うよう。楽しさを感じるリズムとクロスワードというパズル要素に、共鳴するという美しい曲名が素敵。
Edelweiss, edelweiss:エーデルワイス、小学生の音楽の授業で原曲を歌わされた記憶がある。shepherdの最高の形として静と動を使いこなしている。雪の舞台と暖かい心が対比の様で、全ての表現に感動を覚えてしまう程の。
虹のない空:コンピレーションアルバムにも収録されている曲。爽やかに奏でるギターの音色から、空のような澄みわたる青さのようなメロディ。シンプルでいてカラッとした間奏が気持ちいい。大人になった先も澄んだままで笑えたら。
Happy endroll:弾き語りをメインとした曲でポロポロと奏でる音に静かな歌を乗せる。どんな歩みだとしても二人のハッピーエンドが迎えられたらいいな、と。どんな形だとしても幸せを迎えられるように。
「Puzzle game」MVwww.youtube.com

『Mirror』 1st album
~収録曲~
来週:これまでの作品を意識すると、この曲はバンドらしさをプッシュしてるように感じる。一つ一つの音がはっきりと聴こえ、勢いのあるインパクトが初曲にして印象を残す。現実の結果に、心の奥底の理想が隠せない切なさを大きく歌う。
幸せの蒼い海で:キラキラとしたタイトルとメロディが、そのイメージを脳内に浮かばせてくるよう。そんな理想の幸せや世界も、手にした途端にないものねだりとなって退屈に変わってしまう。私たちの心など実に楽しくてつまらないもの。
patchwork doll:ツギハギだらけの人形。個人的に好きな曲で静かに透き通る声が、柔らかく穿つ詞を纏い突き刺すよう。容赦なく心を締め付けるような情景、メロディ、想い。どんな表現も見え方も、真実であって、嘘であって、偽物であって。
デコレイト:おかしの国のマーチのような美味しそうな世界観を演奏するような。カラフルに彩り、味付けするような楽しさがワクワクとさせるよう。デザートも日常も飽きないように飾り付けてしまおう。曰く、デコレーションポップだそう。
meteor:ゴリゴリのベースからの入りのインパクトはデモアルバム曲の「Isolation task」と同じくらいのもの。隕石が落ちて不満のある景色がなくなっても、衝突後の姿に満足するわけもない。分かりやすく伝える言葉だからこそ、自覚を忘れないようにしたい。
little anniversary:小さな記念日。どんな日も誰かにとっては特別な日、ささやかな気持ちを奏でるような優しく光るサウンド。君と笑いあえる、今を大切に特別な日を寄り添えるように、その幸せが続くように祈りたくなる。
Roller coaster:デモアルバムにも収録されている採録音源。個人的な感覚でデモアルバムが夏なら、このアルバムでは冬のように思える。蝉の鳴き声とひんやりとしたピアノの音色が対比しているような。同じ詞で浮かぶ背景が変わるのが面白く感じる。
透明なリボンが解けるまで:ピアノの音色を中心にかきたてる弾むようなメロディ。君が笑うから僕も嬉しいと心から思えるように、誰かの為も自分の為も大切で、いつか描くための心からの意味を見いだせたら。透明はたぶんそういう事なのかな、とか。
Mirror:キラキラとshepherdのシューゲイザー要素が色濃く出ているサウンド。壮大で美しく儚く、コーラスやストリングスなど様々な音がクリアな色となって溶けていく。アイデンティティや自問自答、自分という複雑なものについて。
ドアの魔法:ギターの音色がおとぎの世界ように感じさせる。ささやかな祈りや思いのような歌のささやかな切なさを。最後の日の詞の儚さに救いを感じて、現実に戻ると魔法などなくて憂いが残る。
「Mirror」MVwww.youtube.com
『Mirror』についてのインタビュー記事
スターレット / メモリーズ
バンド名:DUTCHDADDY
ジャケットから感じられる懐かしい空気、収録曲もマッチしたカラフルなサウンド。現代のミュージックに聴き慣れてる人に聴いてほしいレトロさがある。個人的にPUFFYの空気を纏いながらロックを強くしたような感覚。以下、プロフィールから抜粋「ジャンルに捉われず、常にグッドミュージックを作り続けることを信条とした、女性ボーカルギターロックバンド。ダイレクトに響くボーカルとノスタルジックで親しみやすい楽曲。」

『スターレット/ メモリーズ』
〜収録曲〜
「スターレット」00年代のミュージックを思わせる演奏やテンポ。歌うのは絶妙な距離感や繊細な気持ち、密かな想いを抱えている姿が想像に浮かんでくるよう。意識しっぱなしで自分の恰好や相手の特徴が気になってしまうクセが赤裸々に。スターレットの意味は小さな星。
「メモリーズ」しっとりと流れるギターメロディが沁みていき、迫力あるバラードの歌声が深く沈んでいくよう。思いを馳せるような歌い方が胸をざわつかせるようで、戻らないありふれた日々は確かに存在し心の中で生きている。最後のラララが哀愁をちらつかせるよう。
「Marguerite」マーガレット。急ぎ駆けるような単調なリズムにキラキラと歌声が輝く。また、サビのコーラスの応援するような勢いがあり加速する。感覚的に聴いていきたい曲で、自由さやありのままを真っ直ぐに伝わるものがたまに救ってくれるときがある。
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